金タローです。
政府は電気通信事業法の改正案を国会に提出し、スマートフォンのセット販売を禁止しようとしています。そのため、これにより通信料金は下がる見込みですが、今後は端末料金は高止まりする可能性があります。
1兆7000億円の埋蔵市場
これにより大きく動き出そうとしているのが中古市場です。自宅に眠る中古品の金額は1兆7000億円にも上ると試算されています。しかし総務省の調査によれば、中古端末を利用したことがある人の割合は5.6%となっており、中古携帯には抵抗感がある人が多いようです。やはり人が使った後は嫌だということや、壊れやすいかもしれないというリスクへの懸念。そもそも入手経路を知らない人もいるでしょう。
格付け基準を統一
中古業界は、中古への不安材料を取り払うため、業界内の格付け基準を統一しようとしています。
Sは新品同様、Aはキレイなもの、Bはやや使用感があるもの、Cは目立った傷があるもの、Jはジャンクで使えないもの、という5つのランクを設けました。また、情報の消去を2回行い、消去できなければ販売しないということも徹底する基準としています。
ゲオでは既に新基準に対応した販売を行っており、例えば同一機種でもAランクだと3万円~4万円程度のものが、Bランクになると7000円~1万円引きとなります。
日本の中古市場の課題
日本の中古品は中国で山積みになっています。これは闇で輸出されているものではなく、大手キャリアが下取りした端末を中国や他の国々に輸出しているためです。中古業界団体は、これを海外に流すのではなく国内に取り込みたいと考えています。
手放す時は要注意
端末の割引がなくなれば、中古市場が活性化するかもしれません。消費者がまず気をつけなければならない事は、購入するときもさることながら、下取などで使っていた端末を売る時です。データは自分で消していてもプロにかかれば復旧されることがあるということを理解しておいて下さい。
信頼できる業者であれば、きちんとデータを消去しその後に復旧できない処理を行っています。売るのはよいですが、大切な個人情報を記録したことがある端末を信頼のおけない所で売買することには気を付けましょう。
それでは。
とーちゃんにまかせとけ。
働きたくない【不労所得年間100万円を達成した投資マインドはこちら】
