ウーバー (UBER)&リフト(LYFT)の急成長と株価の下落【配車サービスへの投資と高い離職率】

金タローです。

アメリカで配車サービス(ライドシェア)を行なうリフトがウーバーに先立って上場を果たしました。 そして2019年5月10日には、ライバルであるウーバー・テクノロジーズも後を追い上場しました。

新規株式公開(IPO)価格の45ドルに比べて終値は41.57ドルの約7.6%安となりました。時価総額は、697億ドル(7兆6,600億円)です。投資家には手痛いスタートとなったようです。

配車サービス事業は赤字

ウーバー

アメリカにおける配車サービス事業はまだ軌道に乗っているとは言えません。高い開発費と人権費の高騰が利益を圧迫しています。両社の2019年3月まで12カ月間の赤字額は合計で約54億ドルとなりますが、 ドライバーの維持コストは現状でもまだ不足しているという見方が強いです。

ドライバーは独立契約者であり、リフトで働くかウーバーで働くかを簡単に切り替えることが可能で、待遇の良いほうへ流れて行くのは当然です。両者ともにドライバーの確保が急務であり、共存ではなく、この争いに勝つことが成功のカギとなるのかもしれません。

高い離職率と手取りの少なさ

アメリカでは個人が配車サービスを始めるために、特に必要となる資格はありません。車を持っていれば気軽に始めることが出来ますが、 逆に離職への抵抗もないため、簡単に辞めてしまいます。 ガソリン代や車の整備費などの経費を差し引くと、ウーバーとリフトのドライバーの 平均時給は9~16ドルになるとされるものの、 ドライバーによっては経費を差し引くと5ドルにしかなっていないとして、やる価値がなかったという声も上がっています。

2019年5月にはドライバー達が待遇改善を求めた抗議活動を行ない、配車サービスが一部で停止となるなど 道のりは困難です。

スタンフォード大学とウーバーの研究によれば、 2015年と2016年には、米国のドライバーの68%が始めてから 6カ月以内に離職しているという結果が出ていました。 ドライバーに支払うインセンティブを減らして赤字を抑制したいという考えとは裏腹に 、ドライバーを確保するためには賃金をさらに上げていく必要がありそうです。

ウーバー (UBER)とリフト(LYFT)への投資は慎重に【成長株はハイリスクハイリターン】

ウーバーテクノロジーズの株価チャート

ウーバーテクノロジーズの株価チャート

日本企業のソフトバンクグループの投資ファンド「ビジョン・ファンド」はウーバーに多額の投資をしています。ウーバーへの77億ドルの投資を行い、昨年度は38億ドルの利益を計上しました。 これはビジョン・ファンドが初期投資家からウーバーの株を割安に取得できた所によります。

成長株の恩恵を確実に受けとることが出来るのは、 銀行であったり最初に仕切り、安いうちに株を取得した者たちです。 並の個人投資家の役割は多大なリスクと損を引き受けること。そんな事にならない様に ウーバーやリフトへの投資を考える場合は、慎重に気をつけてください。IPOの株価は公開直後は下落し易いもので、リフト株は3月の上場から約3割程度下がっています。ウーバーもさらに下落しており、現在は約37ドルとなっています。

将来的にはFAANGの様にならないとも言えません。アマゾンやアップルの様になれると期待して大きなリターンを狙えば リスクも相応に高くなりますので、細心の注意を払いましょう。

それでは。

とーちゃんにまかせとけ!

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