金タローです。
ティッシュは一日に何枚を使いますか?人によっては何十枚と使うのではないでしょうか。完全なる生活必需品ですよね。需要が無くなる訳が無い。だって日本は世界ナンバーワンのティッシュ消費大国だから。
日本の株式銘柄でいうなら大王製紙などが取り扱っています。という事は、この株はディフェンシブ性が強いということでしょうか。競争が激しいので余裕はないかもしれません。
では今日は、そのティッシュが今どのような状況にあるかを見てみたいと思います。
ティッシュが品不足で価格も高騰
現在、市場に出回っているティッシュが品不足になっています。WBSによれば、日本製紙クレシア、王子ネピア、大王製紙などの製品が品薄になっているとのこと。
ティッシュの品不足の原因の一つは、4月に発生した王子製紙の工場火災です。大手の工場が一ヶ月近くも生産をストップした影響が大きく表れているのです。一つの工場が停止しただけで、それほど影響がでるものなのでしょうか。どんだけ脆弱なの。日本は大丈夫か。
原因はこれだけではありませんでした。他の原因は、卸会社が外資系のティッシュの購入を控えていたこともあるようです。
ユニバーサル・ペーパー株式会社(アジア最大の製紙メーカーであるアジア・パルプ・アンド・ペーパーの子会社)は日本シェアの約2割を占めていましたが、今年に卸値を1割値上げしました。ユニバーサル・ペーパーのタン社長はその理由として、原料パルプや人手不足による物流コストの上昇を挙げています。
日本の卸会社は、価格の上がった外国ティッシュを買うのならば国内産を使いたいとして、外資のティッシュの取引を停止しました。ユニバーサル・ペーパーの需要は半減し、その分が国内メーカーに集中したため、供給が追い付かなくなったという訳です。
結局、大王製紙は主力のエリエールなどの価格を一割以上引き上げるとしました。
ティッシュの価格は上がるのが自然

出典:WBS
日本のティッシュの価格は世界的に見れば非常に安い水準です。イギリスやフランスと比べると遥かに安く、アメリカの半値です。だから皆軽い気持ちで消費してしまいます。エコ後進国日本。
また、日本の消費者はブランドよりも価格を重視しています。メーカーは薄利であるため製造設備への投資がし辛い環境にあり、供給増に対応する余力が少ないのかもしれません。
ティッシュやトイレットペーパーは備蓄推奨
値段が上がるだけなら構わないのですが、最も恐るべきことは入手できなくなる期間が発生すること。その時に対応できるかどうかです。現状はそこまで悲惨な状況には至っていませんが、消費者は気を付けておくべきでしょう。
災害に備えて食料を備蓄している家庭は多いと思います。同様にこういったペーパー類も必須です。だからもちろん我が家では、ティッシュとトイレットペーパーは多めに備蓄してありますよ。
今日手に入る物が、明日も必ず店頭に置いてあるとは限りません。備えは大切です。
それでは。
とーちゃんにまかせとけ!