セミリタイアに必要な預貯金と投資の金額は?【生活費を把握し計画を立てる】

金タローです。

いくら資産を築きあげたらセミリタイアは可能なのかという永遠の問。それに対して、今日は明確にお答えしたいと思います。

セミリタイアに必要な資金は人により異なる

いくらあったら脱サラしてセミリタイア生活に入れるのか?これは非常に気になる所だと思います。1,000万円で出来るだろうか。2,000万円あれば大丈夫だろうか。結論から言えば、セミリタイアに必要な預貯金の額は人によって異なります。これからの生活にどの程度のクオリティを求めるのかどうか。その他にも、

持ち家なのか賃貸なのか?

子供はいるのか独身か?

東京なのか地方なのか?

住環境はどうか?

車は不要か必要か?

これまでに払い込んできた厚生年金の金額や現在の年齢と残りの人生の長さ。100人いれば100通りのセミリタイア生活があるため、必要な金額も異なって当然です。

1,000万円でセミリタイア生活している人もいる、という情報を耳にして、軽率に真似をしないで下さい。その人は排水の陣で挑んでいる訳ではなく、実は実家がお金持ちだった、なんてバックグラウンドが全く異なっているかもしれません。

セミリタイアを実行する時は、自分専用のしっかりとした計画を練り熟考しておく必要があります。

脱サラしてセミリタイアを実行するための計画を立てよう

生活の計画

支出と収入を完全に把握する

まず最初にあなたが目指すのは労働をしないアーリーリタイアですか?少しの労働は許容するセミリタイアですか?完全なるアーリーリタイアには大きな資金力が必要です。50歳時点で1億円を持っていれば、単純に考えると年間に200万円づつを取り崩して行く事が出来ます。65歳からの年金の受給開始を考慮すると、余裕のある生活を送る事も可能です。

必要なのは収入と支出を把握すること。簡単な様でこれが出来ない人が多く、想像以上の税金と保険料に苦しめられる人が多いのです。

想定外の事は起きるものなので、可能な限りの想像力を使って計画を立てましょう。月々にいくら必要なのかがわかれば、いくらの預貯金を用意しなければならないのかが決まります。本業から離れた後、軽い労働を選定するとして、そこからいくらの収入を得るのか。一度細かい所まで書き出して見るとよいですよ。

仕事を辞める時は円満退社をしよう

会社を辞める時、唾を吐きかけ喧嘩腰になって退職してしまう人はいます。セミリタイア生活へ見切り発車して後に、こんなはずではなかったと後悔しても後の祭りです。喧嘩別れして退職した会社に戻れる事はありません。

セミリタイアの失敗を想像して悲観的にならないで下さい。きちんと円満退職していれば、僕が働いているくらいの会社だと意外は出戻りは多いです(笑)。円満退職の大切な所です。僕もこれまで会社を辞める時は、必ず円満退社で、戻って来ていいよと言われる状態を作っています。

最低限、そういう保険は掛けておき、退職後に直ぐに会社の人と連絡を断つのは避けましょう。ただ出戻り派は、やっぱり肩身が狭くなりますからセミリタイア生活を実行する時は、退職した会社には二度と戻らない、という気概で取り組んでいきましょう。

セミリタイア(アーリーリタイア)後に必要な生活費を把握する

セミリタイアに必要な生活費は人それぞれ

  A独身実家 B独身賃貸 C家族持
家賃 0 35,000 60,000
町会費 500 500 500
水道 3,000 3,000 5,000
電気 3,000 3,000 8,000
ガス 3,000 3,000 4,000
食費 20,000 30,000 50,000
通信費 5,000 5,000 8,000
医療費 3,000 3,000 5,000
国民年金 16,000 16,000 16,000
健康保険 15,000 15,000 20,000
火災保険 500 1,000
交際費 5,000 5,000 5,000
衣類 2,000 3,000 5,000
自動車維持費 10,000
学費 40,000
修繕積立 3,000 10,000
その他 6,500 20,000 20,000
1ケ月の合計 85,000 142,000 267,500

月々に必要となる金額は人によって全く異なります。パターンAは僕が独身で実家に戻ったとしたら、これくらいあれば暮らせるなっていう金額を算出してみました。独身で戸建の実家であれば、家賃は不要ですからほとんど費用はかかりません。いずれ家を相続するとしても築年数の古い戸建にはほとんど税金が掛かりません(土地の固定資産税が必要は必要)。

屋根や塗装の大型修繕をあきらめて、トイレや給湯器など設備の改修費用程度を修繕積立していくとすれば、切り詰めれば月に8万円程度で生活できると思います。年間100万円で暮らしていくことも可能です。現在の僕のケースだと実際には子供がいるので、月に20万円は必要です。

セミリタイア生活の三大支出

僕がまだセミリタイ生活に入っていないのに、これらの支出に着目しているかと言うと、以前の転職する際に無職期間が長くあったためです。その時にこの三大支出には苦しめられました。仕事を辞める時には以下の支出には気を付けておく必要があります。

税金の支払

労働収入を得ていくのならば、所得税や住民税の支払いはあります。退職した初年度は税金や保険料の総支払額に驚かされると思います。50万円くらいの退職金があるとしても、税金や保険料等の様々な経費で無くなり生活費にあてることは出来ないと考えておいた方が無難です。

国民年金保険料の支払

年金保険料も大きくのしかかります。病気になったりした時に備える障害年金のためにも未納は避けましょう。

年金を滞納(未納)してはいけない理由【障害年金のために国民年金を】

国民年金には免除制度があります。セミリタイア生活に入って直ぐには前年の所得があるため、免除制度を受けることは出来ませんが、セミリタイア生活が長くなり前年の所得が低くなる場合は免除制度を利用することも可能です。但し、夫婦で働いていたり実家に戻り親に収入がある等、家庭内で一定以上の収入がある人がいれば受けることは出来ません。

申請者本人、申請者の配偶者、世帯主の3名全員が、前年所得などの定められた基準に該当することが要件となります。免除される額は、全額、4分の3、半額、4分の1の4種類があります。

国民年金保険料の推移
平成22年4月~ 15,100円
平成23年4月~ 15,020円
平成24年4月~ 14,980円
平成25年4月~ 15,040円
平成26年4月~ 15,250円
平成27年4月~ 15,590円
平成28年4月~ 16,260円
平成29年4月~ 16,490円
平成30年4月~ 16,340円
平成31年4月~ 16,410円

国民健康保険料の支払

健康保険料は住む自治体によって異なりますし、どのくらいの労働収入を得るかによっても変わります。退職直後は国民健康保険か任意継続保険に入るのか、安い方を選びましょう。任意継続保険の方が安くなる場合もあります。

退職初年度はかなり高くなるはずですが、その後に所得が下がればそれに伴い保険料も下ります。それでも保険料は結構な高額になるはずです。

しかし、歯が少し痛むなどを軽いと思って放置していたら、脳にまわって重篤な病気になることもありますので、保険料を滞納したりせず、ちゃんと支払い早期の治療を心がけましょう。

セミリタイアを支える柱は株式配当による不労所得

若くしてアーリーリタイア、セミリタイアを実行するための基本は資産の運用です。 そのメインとするべきものは株式からの配当が良いと思います。

生活費として月10万円が必要な人

 
配当収入 10万円 5万円
労働収入 0 5万円
1ヶ月の合計 10万円 10万円

ケースAだと、年間で120万円の配当が必要です。

ケースBだと、年間で60万円の配当と60万円の労働収入が必要です。

生活費として月20万円が必要な人

 
配当収入 20万円 15万円
労働収入 0 5万円
1ヶ月の合計 20万円 20万円

ケースCだと、年間で240万円の配当が必要。

ケースDだと、年間で180万円と60万円の労働収入が必要です。

大きな労働収入が必要ならば、退職してセミリタイア生活に入るべきではありません。セミリタイアは労働を苦にならない程度の範囲に収めて自由を得ることが主な目的です。自分に必要な配当収入と労働収入を考え、それが達成できる状態を目指しましょう。

セミリタイアに必要な金額の最低ラインは2,000万円

節約

セミリタイアのために何故2,000万円が必要なのか

セミリタイア後の収入は資産運用からの配当収入と労働収入です。人それぞれ必要な金額は異なりますが、最低ラインは存在します。辛い労働から解放されるためのセミリタイア生活に入るためには最低でも2,000万円の資金が必要です。

 
配当収入 10万円 5万円
労働収入 0 5万円
1ヶ月の合計 10万円 10万円

セミリタイア生活で求める労働収入は10万円以下を推奨します。理由は、月に10万円を超える金額を労働で稼ぐ事は非常に大変だからです。月に30万円稼げる仕事と10万円しか稼げない仕事。普通に考えれば30万円稼ぐ仕事の方が大変な仕事であると思われがちですが、世の中そうはなっていません。月に10万円を稼ぐだけの仕事の方がしんどいこともあります。

例えば僕の今の仕事なら最悪、一日パソコンの前で仕事をしたフリをしているだけでも月に数十万円が貰えます。

中途半端な金額を稼ぐ仕事は厳しい肉体労働に従事しなければならかったり、凄くキツイものが多く、月に10万円以上を稼ごうとすると大変な思いをすることが予想されます。楽な仕事を見つけられると良いのですがそれは運。

だから現在、正社員して働いているならしっかりとお金が貯まるまで、その仕事にしがみついていた方がよいと思います。生活費が10万円程度で足りると言う節約家の独身であったとしても、配当収入が年間で60万円の状態は構築しておかなければなりません。

4%で運用するというのは少々厳しいかもしれないので、3.5%で見てみると、1,800万円の投資資金があれば、年間60万円の配当を手にする事が出来ます(ケースB)。200万円くらいは現金で持っておきたいので、2,000万円が最低ラインとして必要です。

2000万円を貯めるための計画

この金額を達成するためには、22歳から年間に100万円ずつ貯めて行けば、単純に42歳で2,000万円となります。実際には既に投資をしていると思うので、投資による利益がありますから3.5%で運用出来ていれば、40歳で2,500万円にはなっています。

人によっては、労働を加えずとも配当だけで生きて行く完全アーリーリタイアが可能な範囲になっていますが、リーマンショックなどの暴落があれば、一時的に配当は凍結ということもありますので余裕をみておいた方が安全です。

月に10万円あればよいと考える人でも最低2,000万円は準備しておかなければならず、安全率を掛けておくのならば、出来れば2倍の4,000万円が好ましいです。4,000万円があれば金融危機時の暴落に耐え、平時には年間で100万円以上の配当を受け取りながら、余った金額は再投資して資産を減らすどころか増大させながら暮らせるので、心の余裕が全然違います。

6,000万円あれば余裕のセミリタ配当金生活

6000万円×4%=240万円

6,000万円を4%で運用すれば年間で240万円。月々にして20万円の配当金による不労所得が得られる状態です。ここまで来るとかなり心強いでしょう。

例えリーマンショックの様な大きな暴落の波に襲われても、分散投資していれば配当がゼロになる可能性は低く、半減したとしてもそれは一時的なものですから、何か少しの労働収入を確保しているのなら余裕の生活を送れます。

独身なら無理なく暮らせる範囲ですし、家庭持ちでも質素倹約に励めば普通に暮らして行くことが出来る水準です。それに家庭持ちでも、これに少しの労働を加えれば、旅行に行ったりと十分に人生を楽しむことが出来るので、劣等感を感じることも無いでしょう。

車を保有したり、セミリタイアという精神的自由を得ながら、人並みの生活も送る事が出来ると思います。

節約で資産形成の加速度を上げてセミリタイアに心の余裕を

セミリタイア生活に入った時に、資産の減少に怯えながら暮らすというのは精神衛生上よくありません。会社から解放されてせっかく手にした精神的自由が、また別の物に縛られてしまったとしたら、それは新たな苦しみの始まりです。

もちろん辛さを天秤にかけたとき、圧倒的に会社に苦しめられている方がキツく、やむを得ず退職を選ばなければならない事もあるでしょう。しかし、その時に配当金生活に入る状態を構築できていないのならば、また次の職を探す必要があります。その様なことにならないために、節約に取り組み資産形成の加速度をあげるよう励んで下さい。

最低でも2,000万円が必要で、出来れば6,000万円を推奨します。と言っても、僕も6,000万円には全然届かない値で実行することになりそうです。

子供を犠牲にしないセミリタイア生活を目指そう

子供

既婚者は計画の中に子供の人生への配慮が必要

セミリタイア生活に入る当たって大事なのは、子供の生活を犠牲にしない事だと思います。 無駄にお金を掛けて私立にやる必要はないと思いますが、 意味が生まれてそういう道を進まないと言い切ることも出来ません。

セミリタ生活にのしかかる高額な学費問題

大学の費用は子供本人に用意させるというのも、それはそれで教育上よいと思います。 自分のお金で勉強しなければならないと考えれば、講義も真剣に受けるでしょうし、勉学に励むようになるかもしれません。

ただ、借金を背負わせて子供の後の人生の足枷になる事は親としては好ましい行為ではないとも思います。 口では『ウチには金がないから国立へ行け』、『大学には自分の金で行け』、と言い聞かせて育てるつもりですが、 実際に費用を出させはしません。お金が足りなくなりプランにミスが出たら、僕は復帰して死ぬほど働くでしょう。

僕の計画

僕の計画は、セミリタイア後は配当と少しの労働を加えて生活の基盤となる月20万円を確保。 そして妻の収入で子供の学費をカバーするというものです。妻は年収が非常に低い仕事に就いていますが、毎日が楽しいと言って仕事に行っているので、この先も続けられる可能性は高いと考えています。

この生き方はあくまで一例です。 100人いれば100通りのリタイアパターンがありますので、自分に可能な自由を手に出来る道を探して努力してみて下さい。

脱サラ後のセミリタイア生活の成功をイメージしよう

羽ばたく

節約してお金を貯めるためにはゴールのイメージを持つ事が必要です。何のためにお金を貯めるのか?人は意味もわからず苦しい環境に耐えることは出来ません。もちろん辛い労働から解放されて、精神的・経済的な自由を勝ち取るという意味はありますが。

他にはないですか?

自由を勝ち取ったあとで何をやりたいか、その先のビジョンです。そのイメージを明確に持つ程に、もっと節約に励んだり頑張れるようになりますよ。楽しいことのイメージです。

僕だったら、時間が出来たらアレをしたいコレをしたい、というのがたくさんあります。ありすぎて目まいがする程にです。人生の時間は短すぎます。高校生の頃に買ったゲーム、一回もやらずにこの年齢になりました。高校生の頃に映画のビデオ、一回も見ずにDVDの時代に移ってしまいました。趣味の時間はまだまだ取れそうにありません。

僕ならまずは子供との時間。朝は弁当を作り、夕食を作って子供の帰りを待つ。
勉強を見守りちゃんとした学歴を付けさせてやるようにサポートをする。その後にやっと趣味の時間ですかね。新たにやりたい事もいっぱいです。

その後に年を取ったら、孫の相手でもしてのどかに遊んで暮らしますか。必死になって働くのは今だけにしたい所です、本当に。大きな夢と言うよりは、ささやかな幸せが手に入れば十分です。

それでは。

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