セコムのAIによる警備員削減が開始【SECOMの株価と投資考察】

 

金タローです。

現在の約5割の仕事が、AIで代替え可能であると言われています。先日、実際にAIを用いたバーチャル警備員が公開されました。防犯大手のセコムは、人件費を半分以下に抑え遥かに安くなるとして、2020年の実用化を目指しています。

セコムのAIバーチャル警備システムとは

AI警備員

 

バーチャル警備システムは、周辺環境が写る高反射率の大型のミラーディスプレイにAIを搭載した存在感と立体感のある3Dのバーチャル警備員を表示し、これまで警備員が行っていた警戒監視、受付などの業務を担当します。

目配せや人の背丈に合わせて屈んだりとリアルな動きを再現でき、バーチャル警備員が捉えた映像や情報はリアルタイムで監視卓(防災センター)に送信されているため、必要に応じて人間の常駐警備員が駆け付けて対応します。

これによる大幅な人員の削減による運用コストの低減により、これまで以上の幅広い業種の顧客を対象に、警備サービスを提供することが可能になります。

第5世代移動通信方式(5G)により、契約先外のセコムの遠隔監視センターで監視を行うことも想定されています。

セコム(9735)とは

セコム

企業概要

セコムグループはセキュリティサービスの提供をメインとして、防災事業、メディカルサービス事業、保険事業(火災保険、自動車保険、がん保険)、不動産事業、BPO・ICT事業、地理情報サービス事業の7つの事業を展開しています。売上の約5割をセキュリティサービスが占め、全国約2,800カ所に拠点があり緊急発進対応を整えています。

従業員数

約5.5万人

歴史(近況)

2017年10月に(株)TMJを連結子会社化。

2018年4月には、東芝から同社グループの施設警備を主に手がける東芝セキュリティの発行済株式の80.1%を取得する契約を締結しています。

セコム(9735)の業績

  2016年 2017年 2018年
売上高 881,028百万円 928,098百万円 970,624百万円
営業利益 128,582百万円 131,050百万円 135,448百万円
経常利益 134,826百万円 147,033百万円 144,318百万円
当期利益 77,039百万円 84,170百万円 86,993百万円
EPS 352.97円 385.64円 398.58円
BPS 3,817.82円 4,086.87円 4,364.63円
総資産 1,568,052百万円 1,650,176百万円 1,720,268百万円
自己資本 833,285百万円 892,000百万円 952,624百万円
資本金 66,377百万円 66,377百万円 66,385百万円
有利子負債 86,149百万円 67,555百万円 60,396百万円
自己資本比率 53.10% 54.10% 55.40%
ROA 5.17% 5.23% 5.16%
ROE 9.43% 9.76% 9.43%
総資産経常利益率 9.05% 9.14% 8.56%

連結売上高は約1兆円です。

ROEは良好で、EPSも伸びています。

セコム(株)のキャッシュフロー

キャッシュフロー

  営業CF 投資CF 財務CF 現金・現金等価物 フリーCF
2009年 105,123 -52,434 -105,112 158,184 52,689
2010年 90,359 -12,201 -57,912 178,781 78,158
2011年 85,292 -57,617 -17,716 188,174 27,675
2012年 93,071 -41,614 -33,846 205,362 51,457
2013年 150,474 -110,502 -31,564 216,580 39,972
2014年 117,067 -89,485 -21,750 224,443 27,582
2015年 130,846 -65,184 -49,790 241,716 65,662
2016年 136,734 -129,247 -26,849 221,760 7,487
2017年 171,121 -42,964 -55,942 292,994 128,157
2018年 123,625 -58,202 -50,950 307,853 65,423

10年間フリーキャッシュフローがマイナスになっている様なこともなく、堅調なキャッシュフローです。

セコム(株)の配当推移

配当推移

セコムの配当金

  2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
年間配当金(円) 85 90 90 105 115 125 135 145 155 165
連結配当性向(%) 38.9 32.2 55.3 36 35.9 36.2 38.2 37.6 38.9 43.4
 

2011年から2012年にかけては上がっていませんが、その後は増配を続けており、配当性向も無理のない水準です。

セコム(株)の株主優待制度

セコムは2015年より100株以上の株主に対して、株主優待制度を導入しています。

2019年度の内容は下記の様になっています。

①~③のいずれかひとつのを選択

①換気扇(レンジフード)とキッチンの専門清掃サービス:10,000円OFF
②防災用品セット(「セコム・スーパーレスキュー」プラス):10,000円OFF
③ネットバンキングの不正送金防止サービス(「セコム・プレミアムネット」(個人)):1年間無料

セコム(株)の株価と高配当戦略(不労所得増大銘柄)への組み込みを考察

セコムの株価チャート

セコムの現在の株価は約9,300円で、PERは約25倍、PBRは約2倍となっています。割安性はありません。

株価が高いため、配当利回りが約2%弱になっており、不労所得の増大を狙う高配当戦略株としては組込み辛さがあります。しかし、堅調な事業内容や、これからの日本の治安が悪化していくであろう事を考えると、セコムが提供するサービスは社会に今後さらに必要とされて行くはずです。セコムの経営理念は「あらゆる不安のない社会の実現」であり、まさに今、それが求められている所ではないでしょうか。

セコムは警備産業から安全産業、そして社会システム産業の構築へと進化をし続けています。海外のセキュリティサービスでは、経東南アジアや中国にて「セコム方式」の緊急対処サービス付オンライン・セキュリティシステムの普及に努めています。また、イギリスではセコムPLCが「セキュリティ・アンド・ファイア・エクセレンス・アワード2017」で「最優秀監視カメラシステム賞」を受賞するなど、高い評価を受けています。

悪材料により株価が下落し、利回りが上がる状態を待ち、割安なタイミングで購入できればよい銘柄であると考えます。株価がバリューとなる状態を待ちたいと思います。

それでは。

とーちゃんにまかせとけ!

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