サンバイオ(4592)の株価は乱高下【損傷した脳機能を回復させる希望の薬】

金タローです。

これまで、交通事故などで外部から脳が損傷を受けた場合に麻痺がおこったとしても治療方法はなく、

『脳は再生しない。』

という事が100年以上に渡る常識でした。

しかし2019年4月17日に、外傷性脳損傷(TBI)の患者に再生細胞薬を投与することで患者の麻痺が治り歩けるようになったり手足が動くようになったと、アメリカのサンディエゴで行われた脳神経外科学会でサンバイオが発表したのです。

脳を損傷した人達に希望の光が差し込みました。

本日は、その薬を開発した創薬ベンチャー企業のサンバイオを紹介します。

サンバイオとは

サンバイオ

有効な治療法のない慢性期脳梗塞など中枢神経系疾患等を治療する再生細胞薬を開発を目指す従業員数約30人のバイオベンチャー企業です。同社グループは、サンバイオ株式会社とその連結子会社SanBio. Inc.(米国カリフォルニア州)の2社で構成されています。

サンバイオの再生医療(再生細胞薬)

再生細胞を薬のように活用し、脳梗塞、外傷性脳損傷、加齢黄斑変性、網膜色素変性、パーキンソン病、脊髄損傷、アルツハイマー病等、既存の医療・医薬品では対処できない中枢神経系領域の疾患に対して、自然な再生プロセスを誘引促進させて機能を再生させる事を目指しています。

サンバイオの開発

サンバイオの新薬

再生細胞薬SB623は、一過性に遺伝子導入した健康な大人の骨髄から間葉系幹細胞を取り出して、加工・培養して製造したものです。
 
それを脳内の神経組織に投与することで、自然な再生機能を誘発することで脳の損傷により失われた運動機能の改善を促すことが可能となったとしています。

脳を損傷した61人の患者に臨床試験を行い、新たな安全性の懸念は認められず、最も多かった有害事象は頭痛でした。

新薬の安全性を確認できたとして、サンバイオはこの新薬を2020年から販売することを目指しています。

サンバイオの新薬を待つ人々

米国疾病管理予防センターによると米国だけでも外傷性脳損傷(TBI)に苦しむ人の数は約530万人に達しています。

さらに毎年28万以上もの人々が新規患者となっていて、さらに一度TBIになった人は長期的に苦しむことになります。

自分の意思で体を動かすことが出来ないという事は本当に辛いことであると思います。

サンバイオの業績と各種指標(連結)

  2017年 2018年 2019年
売上高 949百万円 490百万円 741百万円
営業利益 -1,932百万円 -4,378百万円 -3,733百万円
経常利益 -2,166百万円 -3,947百万円 -2,919百万円
当期利益 -1,835百万円 -3,940百万円 -2,920百万円
EPS -40.88円 -86.85円 -60.17円
調整一株当たり利益
BPS 101.52円 18.33円 178.42円
総資産 6,292百万円 5,193百万円 13,975百万円
自己資本 4,579百万円 834百万円 8,874百万円
資本金 3,852百万円 3,875百万円 9,431百万円
有利子負債 1,299百万円 2,299百万円 4,033百万円
自己資本比率 72.80% 16.10% 63.50%
ROA -25.20% -68.61% -30.47%
ROE -33.53% -145.58% -60.16%
総資産経常利益率 -29.75% -68.73% -30.46%

ひたすら赤字経営となっています。

サンバイオのキャッシュフロー

サンバイオのキャッシュフロー

  営業CF 投資CF 財務CF 現金・現金等価物 フリーCF
2014 -111 523 0 438 412
2015 -218 -480 1,373 1,228 -698
2016 -1,362 -436 7,402 6,887 -1,798
2017 -1,796 79 159 4,876 -1,717
2018 -1,906 658 982 4,654 -1,248
2019 -3,968 -1,007 12,719 12,453 -4,975

フリーキャッシュフローも何年間もマイナスです。

サンバイオの配当推移

配当はありません。

長期高配当戦略に組み込めるものではなく、グロースとして短期動向を見極めなければならない銘柄です。

サンバイオの株価の動向と投資戦略

サンバイオの株価チャート

12,000円を超える株価が一気に2,400円まで下落し、再び4,000円代に急騰しました。高すぎるPBRは25倍を示しています。赤字が続いているのに買われているのは期待値によるもので、激しい乱高下をみせる成長株となっています。時価総額が数千億円で売上げは10億もない。30名程度の企業とは思えない数値で明日の値はわかりません。

新薬の開発に期待を賭けて投資をしてみたいと思わせる企業ではあるものの、投資資金の限られている初心者が手を出すには恐ろしく避けなければならない銘柄です。超ハイリスク超ハイリターンと言った所でしょうか。仮に新薬の発売が頓挫する様な事態になれば大幅な下落は避けられず、2,400円という程度では済まないでしょう。

現在の株価でエントリーする場合は、最低購入金額が40万円以上と、そこそこ大きな金額が必要になります。ベンチャー企業ですから、投資を行う場合はゼロになる覚悟を持っておいて下さい。

しかし、大きく成長する可能性があります。まさに新薬が目の前です。ゆとりのあるお金持ちが夢のために投資する、というような案件かもしれません。

正直10万円なら買ってます。

それでは。

とーちゃんにまかせとけ!

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