金タローです。
クラッカーのリッツ。誰しも一度は食べた事があるのではないでしょうか。
リッツは1971年に日本に上陸し、数年まではヤマザキナビスコが販売していたビスケットです。2016年のライセンス契約の終了に伴い、今はアメリカのモンデリーズ・インターナショナルが直接販売しています。リッツはインドネシア。オレオは中国。コストが低い国で生産されるモンデリーズリッツの商品は、今や山崎のライバルとなっています。
目次
リッツに対する山崎グループの対抗商品はルヴァン
山崎グループはリッツに代わる商品として、ルヴァンを作り対抗しました。さらに卸や小売と協力し大量に仕入れることで特売を行えるよう、日本企業の強みも活かしています。
2018年の3月から2019年2月の一年間では、冬場はリッツ、夏場はルヴァンの方に軍配が上がっており売上は拮抗しています。
次は、モンデリーズが投資対象になるかどうかを見てみます。
モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ) の株価と配当利回
株価 49ドル(2019年3月現在)
配当利回 2%
モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ) の業績と投資判断
2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | |
売上高 | 34,244 | 29,636 | 25,923 | 25,896 | 25,938 |
営業利益 | 2,747 | 8,897 | 2,127 | 3,451 | 3,172 |
税引前当期利益 | 2,554 | 7,884 | 1,454 | 3,124 | 2,842 |
当期利益 | 2,184 | 7,267 | 1,635 | 2,828 | 3,381 |
EPS | 1.29 | 4.49 | 1.05 | 1.84 | 2.31 |
PER | 28.13 | 9.98 | 42.19 | 23.26 | 21.27 |
配当 | 0.57 | 0.62 | 0.7 | 0.6 | 0.92 |
BPS | 16.68 | 17.73 | 16.46 | 17.47 | 17.67 |
配当性向 | 44% | 14% | 67% | 33% | 40% |
ROE(%) | 7.7% | 25% | 6% | 10.5% | 13.1% |
※単位:百万ドル / 参考値としてご覧下さい。
株価は勢いよく伸びているためPERは高く配当利回は低めです。株価の下落時に購入したい銘柄です。
モンデリーズはさらにリッツの新商品を投入
モンデリーズは新商品を発表しました。ビスケットではないスナック菓子のリッツです。黒コショウが効くオーブンで焼き上げたベイクドチップス。新商品の売りは咀嚼音で、味覚と聴覚の相乗効果で『食べると気持ちがよくなる』とのこと。
モンデリーズジャパンの社長はスナック菓子はビスケットよりも大きい市場になると述べ、ルヴァンはライバルかの質問に対しては、競合は他にもたくさんいる、と答えています。
山崎製パンの株価は
ちなみに現在、山崎製パンの株価は1,800円です。PERは約25倍。配当利回は約1%。直近の株価は下落傾向にあります。1,000株以上の投資で3,000円相当の自社製品詰め合わせの株主優待もあるのですが、投資額が180万円も必要になるため少々厳しい所があります。日本企業を応援したい所ですが、投資家は冷静に両者の動向を見ておいてはいかがでしょうか。
それでは。
とーちゃんにまかせとけ。
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