金タローです。
天皇陛下が4月30日に退位し、5月1日に新しい天皇が即位されます。それに先立ち、平成31年、西暦2019年の4月1日、平成に変わる新元号は『令和』であると発表されました。
この新しい元号について、皆さんはどう感じましたか?
僕がまだ小学生だった頃に『平成』が発表された時は、ヒョロっぽくてカッコ悪いなって子供ながらに感じましたが、直ぐに慣れて受け入れることが出来たことを覚えています。
今回は『令』という字を見て、最初に命令という言葉をイメージしてしまったので、第一印象は良くありませんでした。
しかし、令という字を調べてみると、「いいつける」「命じる」「きまり」などの意味の他にも、「よい」「他人の親族に対する敬称(令嬢など)」という良い意味もあるようでした。
悪い様に捉える必要はなさそうです。
『和』の文字が元号に用いられるのは20回目ですが、『令』は初めての採用です。
新元号の6原案
以下の6案が浮上し令和が選ばれました。
令和(れいわ)、英弘(えいこう)、久化(きゅうか)、
広至(こうし)、万和(ばんな)、万保(ばんぽう)
令和の出典は万葉集
出典は万葉集巻五、梅花の歌三十二首の序文です。
初春の令月にして気淑(きよ)く風和(かぜやわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす
日本の古典から採用されるのは初めてです。
令和にはどんな意味が込められているのか
阿部首相は下記の様に答えています。
『一人一人の日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きくさかせることができる。そうした日本でありたいとの願いをこめ令和に決定致しました。』
政府により平和を維持するために従わせる、という意味ではないようで安心です。
東京大学の山本教授は、
『漢分の中で使われる時は使役の意味で、「令」という字が「令月」と続けば非常によい月ということになる。「和」は和らぐという意味で、よい元号になっている。』と、説明しています。
投資家は祝賀ムードに浮かれず冷静に市場をみよ
帰宅中の車の中でTV放送を写していると、さっそくコカ・コーラのラベルに令和と印刷されたペットボトルを配布している様子が流れていました。
きっと令和まんじゅうなども出てくるでしょう。はやく焼印をつくって押しまくって、冷めぬ内に売りまくらないと。
カレンダーや手帳なども新たに製作しなければならないし、はんこ業界は5月1日に間に合わせなければならないので今月は忙しくなるのでしょうね。
万葉集からの出典となったことで関連書籍を取り扱っているカドカワや文教堂グループHDなどの書店関連企業の株価が一時上昇しました。
しかし祝賀ムードは限定的なものです。世界景気の減速懸念や10月に控える消費増税、日本株式はまだ下落する可能性の方が大きいということを忘れてはなりません。投資家は冷静に市場を見守りましょう。
それでは。
とーちゃんにまかせとけ!
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