米中貿易戦争と次世代の覇権【クアルコム (QCOM) とNXPの誤算】

金タローです。

昨2018年の7月、半導体大手の米クアルコムが、NXPセミコンダクターズを5兆円で買収しようとしましたが結果は破談となりました。この案件は半導体業界で史上最大級の買収であり、これは世界の覇権争いに大きな影響を与える可能性のあるものでした。

クアルコムとは-株価と配当利回

クアルコム

クアルコム(QCOM)の株価チャート

クアルコムは世界最大手の携半導体メーカーです。
現在の株価は56ドルで配当利回りは4.5%となっています。

NXPセミコンダクターズとは

オランダ南部のアイントホーフェンには、世界約180国の優秀な技術者が集まる場所がります。インテルやファーウェイなどのオフィスも入るハイテクキャンパスというエリア。そこにあるのがNXPセミコンダクターズです。

NXPセミコンダクターズ

NXPはスマホや自動車の半導体を作っており、自動車向けのシェアは世界1位。イオンビームにて髪の毛の50分の1のサイズの穴を開けるなど、世界最先端の技術を誇ります。自動運転において、超高性能センサーが障害物を一瞬で感知するなど自動運転の核となる技術が世界中のメーカーで採用されています。
車と車の通信やスマホからの操作など、次世代の技術にNXPの半導体は不可欠です。

中国により阻止されたクアルコムの買収劇

NXPセミコンダクターズの顧客には中国メーカーのファーウェイがあり、また、中国の大手銀行のキャッシュカードに使われるICチップもNXPの半導体が使用されています。売上全体の3割が中国です。

大型案件の買収は独占禁止法に沿って関係各国の承認が必要になります。日本やEU、韓国が認めるも、中国が反対しました。クアルコムが力をつければ、中国の強大なライバルになり、貿易戦争もあってクアルコムが標的にされたのです。

その後、貿易戦争を終わらせたい習主席は買収計画を承認すると提案しています。

第四次産業革命と世界の覇権

かつての世界の覇権はイギリスが握っていました。その後に第二次産業革命が起こりさらにIT革命へと移りアメリカが覇者として君臨し続けています。そこへ仕掛けてきているのが中国。

AIは蓄積したデータから新しい価値を生みだす時代に突入しました。第四次産業革命となり膨大な情報を繋ぐ5G。この技術の先行者が次の時代の覇者となります。

投資家はクアルコムとNXPセミコンダクターズ動向に着目してみてはいかがでしょうか。

それでは。

とーちゃんにまかせとけ。

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