金タローです。
ブルームバーグが英国のシンクタンク「オックスフォード・エコノミクス」の予測をもとにして発表した記事を、クーリエジャポンが一覧をまとめていましたので、紹介します。
次の20年間で経済成長が著しい都市ランキングをインドが独占
最も成長するとされるインド北西部の港湾都市スーラトは、ダイヤモンド加工・取引の中心地だが、2019〜2035年のあいだに世界最速の経済成長を遂げると、同機関の世界都市リサーチ部門代表リチャード・ホルトは報告書のなかで書いている。その年平均成長率は9%以上。
この期間に最速の成長を遂げると見られる10都市は、以下のとおり、すべてインドにある(数字は年平均成長率)。
1位 スーラト(インド)……9.17%
2位 アグラ(インド)……8.58%
3位 ベンガルール(インド)……8.5%
4位 ハイデラバード(インド)……8.47%
5位 ナーグプル(インド)……8.41%
6位 ティルプル(インド)……8.36%
7位 ラージコート(インド)……8.33%
8位 ティルチラーパッリ(インド)……8.29%
9位 チェンナイ(インド)……8.17%
10位 ヴィジャヤワーダ(インド)……8.16%
しかし高配当戦略に組込めるインド株は無い

もちろんインド株もチェックしております。そりゃあ気になりますよね。
だけど、高配当戦略に組込める配当利回りの高い株はないんですよね。ある?知ってる?ないって。
こうズバッと右肩上がりのチャートで、ドカンと配当を頂ける最高の株があったらなぁ。←あるかそんなもの!
インドの現状は?
インドは外資の規制も強い国です。
スーパーや家電量販店のような複数の商品を扱う外資参入を禁止しています。電子商取引(EC)サイトでの販売は許されていましたが、今年度はその規制を強化すると発表しています。
現在はインドのネット通販の市場は2兆円以上で、アマゾンとウォルマート(傘下のフリップカート)がシェアの半分以上を占めており、この2社にとっては大きな足かせとなるでしょう。
何故この様な規制をかけるのか?それは中小零細の小売業者を保護する目的があり、これらに従事する「小売り票」が1億以上になるためです。2019年の総選挙に向けた取り組みのため他なりません。
人口13億のインドの市場は大きく、成長性も見込めるものの、個人投資家の参入のタイミングは難しいところです。
ですが、IEAは2050年には同国が世界最大のエアコン市場になると予想していることからも、将来的にアジアの中心がシフトしていくことは目に見えているので、20年後を見据えて今のうちに株を仕込んでおけば、大きなリターンを得られる可能性も大きいと思います。
世界経済の先行と対応
米連邦準備制度理事会(FRB)は米国の成長は緩やかになるとしており、スイスの金融大手UBSの調査では、機関投資家の半数が、2019年の投資先候補としては新興市場を挙げたと言っています。いつまでも米国が世界の覇者である保証はありません。それでもやはり現状のNo1はアメリカであることを念頭に入れ、ポートフォリオのバランスを考えて行きたいと思います。
それでは。
とーちゃんにまかせとけ。