金タローです。
カジノと言えばどこが有名でしょうか?
まずはラスベガスが思いつきますよね。次にマカオやシンガポール。韓国にもありますね。結構いろいろな国にあるものです。一晩で数百万円勝ったとか負けたとか、完全なるギャンブルの世界。中毒になったら困りますけど、一生のうちに一度くらい経験してみるのも社会勉強としても良いのかもしれません。
ウォールストリートジャーナルによれば、ここ近年では、中国の客層をターゲットにしたフィリピンのオンラインカジノが延びているとのことです。
フィリピンでオンラインカジノ市場が急拡大
2015年に中国は、反腐敗運動により賭博の取り締まりを強化しました。その流れから中国人は違法ではあるものの、オンライン賭博に目を向ける様になります。
フィリピンでは2017年にドゥテルテ大統領が違法賭博の取り締まりの強化を掲げ、オンライン賭博業者への免許交付業務を国の管轄に変えました。PAGCOR(フィリピン娯楽賭博公社)に移したのです。
管理は完全ではありませんが、国から国外市場への免許を得たマニラの業界は、これを機に急成長しています。
オンラインカジノとは
プレーヤーと露出度の高いディーラーはウェブカメラでつながっています。日本では違法になると思います。
政府の収入も増える
カジノ業界全体の2018年の売上高は約4,500億円に伸びており、フィリピン政府には免許料だけでも156億円の収入が入ります。賭博収入は政府の大きな財源にもなっているという訳です。
不動産価格も上昇するも犯罪も増
そして業界の成長はマニラの不動産の価値も急騰させています。ドゥテルテ大統領は犯罪には厳しい対処を示すことで知られており、オンライン賭博を抑制する意向を示し、新たなリゾート施設の建設などを阻止しています。
フィリピンの中国大使館は、誘拐や恐喝の例を挙げ出稼ぎに行くことを警笛を鳴らしています。
カジノ誘致は光と闇の両輪
米ジョンズホプキンス大学のアルビン・カンバ氏は、業界に透明性はなくマネーロンダリングの盲点だ、と述べています。
フィリピンは今年、不法移民の流入に関しての調査を行った結果、案件の3分の2以上が違法オンライン賭博に関わるものだったとし、フィリピンの財務相は、不法労働者からの所得税収入が徴収できていないと述べています。
雇用や経済への好影響を期待し、日本でも大阪等の複数の都市がIR誘致を目指しています。成功すれば大きな恩恵をもたらしてくれるでしょう。しかし、コントロールするためには相応の能力が必要です。
カジノ関連株への投資
ちなみに僕は米国株のラスベガスサンズに投資をしています。カジノを利用したことはないんですけれどね。一時はギャンブラーになるのもよいですが、投資家ならば、提供する側になりましょう。IR関連企業として、日本株のオリックスにも注目しているところです。
それでは。
とーちゃんにまかせとけ!