金タローです。
僕は外国株式ほどではないですが、多少日本株式にも資金を割り振っています。常にポートフォリオのトータルバランスを考え、負けない投資を心がけています。
しかし、長期的にみる日本の衰退は誰の目から見ても明らかで、ジェレミーシーゲルの著書やその他の書籍においても、もう10何年以上も前から少子化と労働力不足による日本の衰退は指摘されていました。
昨今、急に外国人労働者の受け入れを拡大していますが、時すでに遅いとされている今ですら根本的原因を解決しようとする動きは感じられません。
多くの人達が、子供達に何を残すかではなく、自分の時代を逃げ切ることができれば、という悲しい考えのもとにこの国は進んでいるようにもうつります。
そんな時、Forbes JAPAN にてジム・ロジャースの直言が記載されていたので紹介したいと思います。
目次
ジムロジャースの警鐘
株価3倍の日本は上辺だけ
『日本銀行が紙幣を刷りまくり、そのお金で日本株や日本国債を買い支えているからに過ぎないのだ。』
これについては、言われるまでもないというか、日本人の投資家なら誰もが知っています。今、GRIFなどによる官製相場であることを。
『日本の子どもたちの将来も滅茶苦茶にする。いつかきっと「安倍が日本をダメにした」と振り返る日が来るだろう。』
知っています。誰もが。自民党が派遣労働を認め、滅茶苦茶な日本になりました。しかし残念ながらそれに代わる政党がないんですよね。一時国民は民主党に期待し政治を委ねましたが、悲惨な結果となりました。
日本に長期的な時間軸はない
『ここまで人口が減少しているにもかかわらず、子どもを作ろうとしないのだから。人手不足で賃金が上がっていく。老人が増え、社会保障費もどんどん膨れ上がる。』
知っています。だから米国株にプチブームが来ました。
韓国は日本を打ち負かすだろう
『朝鮮半島が統一されたら、女性がたくさん南に入っていくし、安い労働力も入っていく。』
その可能性は大いにあり得ると思いました。何故か韓国にはいつでも余裕で勝てると思っている日本人は多いですが、中国があっという間に日本を抜き去ったことを思い出さなければなりません。
ジム・ロジャースは北朝鮮に投資したがっている
え?き、き、北朝鮮に投資て。
あ、あ、ア○かこのおっさん!
日本の頭上にバンバンミサイル飛ばしてきたんやで。
奴らのせいで去年戦争に備えて、食料と水とトイレットペーパー備蓄したんや。
何を言うてんねん。
凄かったンは過去や。もうアカン。
もうただのお○ぼれジジ○や。
・・・。
と、考えてはいけませんね。きっと天才には凡人には分かり得ぬ嗅覚があるのです。
ジム・ロジャースが北朝鮮に投資したい理由
勤勉で教育熱心
『北朝鮮の人々は、日本人と同じように子どもの教育に熱心中国や日本、アメリカやドイツもこれと同じような時期を歴史上経験し、北朝鮮がその時期に差しかかっているのだ。』
急速な成長
『北朝鮮は昨今、多くの人材をシンガポールや中国に送りこみ学び頭がいい。ヒュンダイやロッテ、KTなどの大手企業グループも参入を狙っている。』
過去の実績
『2016年には日本・韓国・アメリカを上回る成長率を記録している。2017年は、国際社会からの経済制裁や干ばつによって落ち込んだが、今後も北朝鮮の経済成長率はぐんぐん上がっていくことだろう。』
日本沈没を防ぐ唯一の方法は少子化対策
国の力は相対的なもの。隣国の成長に日本がついていけなければ、今の平和な暮らしは維持できません。
僕らの世代はロスジェネとされ切り捨てられた世代とも言われています。しかしその苦を下の世代に押し付け連鎖させることは許されることではありません。子供を作り易い環境を整えていかなければ、国は衰退していきます。
日本人は外国の投資家から指摘されなければ気付かないほど馬鹿ではないはずです。子供を作る作らないは個人の自由。結婚するのも自由。ですが作りたいと思った人が躊躇しなければならない国に未来はありません。子供のいない人が年を取った時にサポートしてくれるのは他人の子供なのですから。子は未来の力です。
終わりに
ジムロジャースは、アメリカ株はいま最高値にあるから買わないが、世界中の市場が暴落しても、景気減速の影響を受けることが少ない日本株と中国株、ロシア株は保有しておくと言っています。
慌てず、バイ&ホールドでいきましょう。
それでは。
とーちゃんにまかせとけ。