逆イールド(長短金利逆転)の発生が景気減速に繋がる理由【投資家は注意】

金タローです。

2019年3月22日のアメリカの債券市場で3ヶ月物と10年物国債の利回りが逆転しました。これは2007年以来の約12年振りの出来事です。これに対して世界全体の市場が敏感に反応し、世界同時株安となりました。イールドカーブの逆転は景気後退(リセッション)の予兆とされていますので、投資家は注意が必要です。

逆イールドとは

イールドカーブ

まず、利回りは英語でイールドと呼びます。

通常、債券は期間の短いものよりも長いものの方が利回り(金利)が高くなります。金利というものは返済までの期間が長いものほど高くなるのです(貸し倒れリスクが大きくなるため)。

逆イールドとは、短期の金利よりも長期の金利の利回りの方が低くなり、逆転してしまった異常な状態のことです。

※イールドカーブとは、縦軸に利回り、横軸に残存期間をとり、残存期間が異なる複数の債券の残存期間と利回りの関係を表した曲線。通常のカーブは右肩上がりとなります。

逆イールドが発生した理由

これまでFRBは利上げを続けてきましたが、年内の利上げを見送る姿勢を示しました。債券はインフレに弱いのでインフレが抑制されるとみられた場合、長期金利が下がります。

また、米中貿易戦争による中国経済の鈍科や米国の景気減速の兆し、イギリスではブレクジット、EUではドイツ経済が芳しくないなど、世界的な景気不安から市場は非常に敏感になっていました。

そこに22日に発表されたドイツ製造業の景況感に関する指標が低かったことや、アメリカでもPMIが悪かったことなど、景気の減速懸念を材料として、リスクの高い株を売り、よりリスクの低い長期債券が買われた、という訳です(債券は買われると金利は下がります。)。

金利 国債と金利の関係【長期金利の大幅低下の原因】

逆イールドが景気後退につながる訳

金融機関に関して見れば、短期の金利でお金を借りて長期の金利で貸し出すことになるので、長期金利の方が下がってしまうと、金融機関が利ザヤを抜けなくなります。そうするとまずは、金融機関の株式が売られてしまいます。

そして、金融機関は貸出のインセンティブがないので貸さなくなり、借りている企業も苦しくなっていくという訳です。これが景気後退の懸念がある時に金融関連株に気を付ける必要がある理由です。

これまでの経験則は通用しない

ITバブルやリーマンショックの前にも逆イールド現象が見られています。ただ、これまでは逆イールドが発生すると、株式市場では1年間程度は株高になるという経験則もありました。今回はあてはまらない形であると指摘がでています。リセッションがいつくるかは分かりません。

経済はサイクルではありますが、今年何も起こらないとは言えないし、1~2年以内に必ずリセッションが来るのかどうか、誰も断言はできないのです。

そのため、投資家はどの様な状況下においても対応できる強固なポートフォリオの構築を心がける必要があります。

それでは。

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