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注文住宅の費用と見積もり【低コストで家を建てよう 】

金タローです。

30代後半の時、家族4人で賃貸マンションに住んでいた僕は、引越しを考えなければならない状態になっていました。理由は下の部屋の住人からの音に対するクレームです。子供は2人ともまだ小さかったので泣き声という生活音を制御することが出来ませんでした。

当時借りていた賃貸マンションは築年数も古く壁が薄かったので、子供が泣けばうるさいだろうという事は想像がつきました。下の子に夜泣きはなく、上の子は21時には寝かせていました。深夜に音を出すことのない様に気をつけていましたが、ライフスタイルは人それぞれなのでそれで許されるというものではありません。騒音の加害者になってしまったのです。

息を潜めて過ごす日々が続きました。何より「走るな」「大きな声を出すな」「また怒ってくるぞ」と毎日の様に子供を叱っていたので精神的な成長に悪影響があるのではないか、跳んだり走ったりをさせないということで肉体的な成長を阻害することがないか、ということが心配の種でした。

もう少し自由にさせてやりたいと思うのが親心。そこで、子供のためにも住宅を購入することに決めたのです。まずは中古住宅を探しましたが、場所や価格の折り合いがつきませんでした。築浅物件は中古とは言え全然安くありません。新築分譲などもいくつか見て回り検討した結果、家を建てることにしたのです。人生の中の一つの大きな決断でした。

今回は参考に僕がまとめた見積もり結果を公開します。

見積依頼の事前準備

要望を統一する

まず最初にやったことは、こちらの要望をまとめておくことです。A社とB社で依頼する内容が異なってしまえば、出てきた見積もりを正確に比較することはできません。そのため、見積用の図と要望書を作成しました。

間取り

内容は2階建ての5LDK和室付としました。

総面積

1階と2階の総面積は約32坪。

その他の要望

リビング2面は吐き出し窓にする等、建売のチラシを参考にした昨今の多いパターンとしました。

予算は2000万円

家の予算は2000万円に設定しました(土地含まず)。展示場をまわり、さらに良い案があれば改良を加えて下さいと伝え、各社に見積を依頼しました。僕の家に対する考えは、雨風がしのげればそれで十分。生活を圧迫してまでお金をかけるものではない、ということです。家のために人生を削って働くのは嫌なので、可能な限り質素にして費用は抑えたいと考えていました。

各社の見積結果

家 出てくる見積もりは各社、入っているもの入っていないものがバラバラです。それらを同条件にするため、それぞれ足りていないものを自分で足して、ある程度平等にする必要があります。工法や設備仕様が異なるので、完全に同等の条件にすることは不可能ですが、地盤改良を100万円、外構を100万円として、ローンや登記、火災保険、最低限のエアコンやカーテンなどの諸費用を全て含めた最終予想金額をまとめると、下表のようになりました。

ネットを検索して出てくる坪単価は各種工事費などを含めていない金額です。購入者側からすると家を建てるのに必要な総費用を出せ、と思うんですが、ハウスメーカーはできるだけ安く見せたいので、実際とはかけ離れた坪単価を表示しています。現実はどこも高く、総費用2000万円を切ったのは1社だけでした。

※土地代は入っていません。 ※坪単価は地盤改良や外構、諸費用を抜いて計算しています。

   メーカー名 最終金額 坪単価 備考
1 へーベルハウス 3000 over -
2 住友不動産 2900万 80万 木造軸組
3 地元工務店A 2700万 70万 パナソニックテクノストラクチャー
4 地元工務店B 2400万 55万
5 泉北ホーム 2400万 55万 天井高2.6m(1階のみ)/ 2x4 / MAJOR PACKAGE
6 タマホーム 2300万 50万 天井高2.5m/ 木麗な家
7 レオハウス 2300万? -
8 大手C社 1900万 40万 天井高2.4m/ 耐震等級無し

 

積水ハウスや住友林業

見学はしましたが、明らかに予算をオーバーしそうなので見積依頼は見送りました。住友林業は高級感がありました。モデルハウスだからここまで凄いのか、一般的にこの質感を出すのか。いずれにしろ3000万クラスなのはわかりました。高収入、お金持ちの人たちが行く所です。ダイワハウスで働ている人(知人の知人という会ったこともない人ですが)が、ダイワハウスでは建てるな、と言っているそうです。価格に対して中身が合わないとか。ですが高額なメーカーはその分、デザインがよかったり、営業マンがいろいろ動いてくれて苦労は少ないと思います。

へーベルハウス

まるでシェルターのようでした。とにかく頑丈。ひたすら他社をショボイとこけおろしていました。僕には過剰クオリティであるため、ここも詳細見積もりは依頼しませんでしたが、その後に直接うちまで来たため、概算費用だけ聞きました。「一生ものだから高いローンを組む価値はありますよ。」ということでしたが、庶民には高すぎです。総額にすれば相当かかりそうだし、維持費が不要ということはないでしょう。旭化成という安心感はあるので、お金のある人には選択肢の一つになり得る所です。

住友不動産

ツーバイフォーも木造軸組も両方取り扱っているメーカーです。展示場の貼り紙広告に2000万とあったのですが、結構お高い結果でした。基礎や構造などの部分はそれほど優位性を感じることもなく普通のメーカーと大差ないのではないかと思いましたが、もらった見積もり資料の作り込みや提案力は他社より遥かに上でした。ここもデザインがよく営業マンがたくさん動いてくれる代わりに、その人件費分が高くなる感じがします。営業マンのスーツがビシッと決まっていました。

レオハウス

タマホームと関係していた人が作ったメーカーなのでタマホームに似ています。タイミングが悪く、新人しかいない時だったので、金額を知りたいと言うと、「値段はタマホームさんと同じです。」 という頼りない回答でした(笑)。さすがにその対応はないだろう、そんな回答ならタマホームに行くよ、っていう感じでした。期待していただけに残念です。

タマホーム

ローコストという認識を持っており期待したものの、今はローコストメーカーという分類に入らないようです。そのため実際にはそれほど安くはありませんでした。見積もりは『大安心の家』より下のランクの『木麗な家』です。表面上の質感はホームセンターで入手できそうだなと感じるものの、屋根は瓦で構造はしっかりしていそうでした。天井高は1階も2階も2.5mで少し高くなっています。メーターモジュールでの設計ができるので階段や廊下の圧迫感がありません。

泉北ホーム

ツーバイフォーのメーカーです。見積もりの時点ではタマホームといい勝負でした。タマホームの営業手法に合わない人がここへ流れていくことが多い様です。屋根材が基本はスレート(コロニアル)です。瓦に変更すると大分と値段がUPとなりました。天井高を少ない費用で2.6mにあげることができます(1階のみで2階は2.4m)。見積もりは『ブレミアムパッケージ』より下のランクの『メジャーパッケージ』です。

小規模工務店

地元工務店Aと地元工務店Bの他にも複数社に問い合わせましたが、安くはありませんでした。今は小規模工務店も広告費をかけなければ注文をとれませんし、大手メーカーの様に大量仕入れが出来ない分、一つ一つの材料費は高くつくということでしょう。自分の物件に対する構造の説明力や提案力が大手ハウスメーカーに比べて低かったです(悪いということではないです)。

クレバリーホーム

外壁にはサイディングを使用するメーカーが多い中、タイルを用いています。興味はありましたが、担当者がひたすら他社の見積もりを知りたがり、その金額を当てはめようとするので出てくる数字に信頼性がなく、計算ができませんでした。

アキュラホーム

金額をまとめませんでしたが2300~2500万あたりになると思います。太陽光設備を格安で付けれるとのことで、太陽光をつけるならば選択肢に入ったかもしれません。コストダウンのための細工がたくさんあるのですが、窓枠が無い所など、あまり好きにはなれない部分もありました。基礎は布基礎のパターンもあるようで、素人には大丈夫なのかよくわからない部分です。

その他

他にもしっくいの家や完全無垢の家なども見て回りましたが、やっぱり普通でいいや、と思いました。しっくい系で地元ではそこそこ知られている工務店があるのですが、その業界内では『雨漏りの○○工務店』と言われているそうです。変わったことをすれば、それだけ初期費用や以降のメンテナンスコストがかかります。

住宅費用は人生を大きく左右する

高額な家を買うと投資資金に影響します。何千万円という大きな金額を扱っていると、100万円くらいの差は小さいものだと感覚が狂うかもしれませんが、そこは気をつけなければならない部分です。100万円を3.5%で40年間運用すれば300万円の利益です。

投資家ならば100万円の重みがわかるはずです。1000万円を使ってしまえば、将来の3000万円(トータル4000万円)を失うことになります。未来のことなど心配しなくてよい層も日本にはたくさんいますが、僕程度の人間が背伸びして高額なメーカーで建てるわけにはいきません。人に自慢するための家ではなく、家族を守るための分相応で質素な家を建てることが重要なのです。