投資の初心者向け資産増大法【長期で高配当株への再投資が最善策】

投資においてウォーレンバフェットは『人間には簡単なことを難しくしようとするひねくれた性質があるらしい』と答えています。

誰でもお金持ちになれるし、その必要なプロセスは非常にシンプルかつ明快です。 働けばお金を稼ぐことができ、それを使わなければ貯まっていく。さらに、お金を資本として投下すればそれは飛躍的なリターンの恩恵を得ることができる。これだけのことです。

では素人が資産を増大させる最良の選択肢は具体的には何なのでしょうか?

短期的に頻繁に売買を繰り返す株や為替のデイトレードを僕はお薦めしません。デイトレードは素早く資産を増大させることができる可能性は有りますが、一人の勝者の裏に無数の敗者が存在するゼロサムゲームであり、アマチュアがプロを出し抜くことは難しく、誰もが勝てるものではありません。

僕の知人に何年もの間、専業トレーダーとして生活していた者がいました。勝つ時は大きく勝っていましたが勝ち続けることができず、今は相場から退場して普通に働いています。いくら年率のパフォーマンスが高い年が続いても、一回の大負けで全てを失うような投機に身を委ねてはならないし、生活をかけてのトレードでトータルで負けていたらそれは精神的に非常に苦しいものです。

投資の世界は相場に居続けることが重要で、苦しみながらやるものではありません。

僕が行なっている簡単で比較的安全な資産形成方法は 、少ない給料でも『節約』により種銭を確保し、『高配当株へ長期投資する』というものです。

そして株式投資において最も重要なのは『配当』です。

それを説明していきたいと思います。

節約により投資の種銭を確保する

投資は福利の力で増大していくので、早い段階でできるだけ多くの資本を投下することが後々のリターンを増大させます。

資金の少ない個人投資家が資産を増大させていくためにやるべきことは、まずは投資資金を確保することです。

労働により稼げる金額は個々の能力や職種により異なりますが、組織に属する多くの会社員の場合は頑張った分だけどんどん給料が上がっていくということはあまりありません。

やれることは決まった給料の中から固定経費を削減し節約して、できるだけ多くの資金を投資にまわすこと。質素倹約に励み、少しでも多くの資金を投資の種にまわして下さい。これが後に、やる者とやらざる者の差を圧倒的に開かせることになっていきます。

高配当株に長期投資する

1.高配当株(バリュエーション)vs 成長株の実例

過去、1950年から2003年までの間に急成長株として扱われたハイテクのIBMと、オールドエコノミーのスタンダード・オイル・オブ・ニュージャージ(現エクソンモービル)を比較すると、どちらが株主に高いリターンをもたらしたかご存知でしょうか?

答えはスタンダード・オイルです。

この期間の IBM の配当利回りは2%代、対してスタンダードオイルは株価が低く配当利回りは5%代でした。50年前に10万円を投資し再投資を続けていれば、スタンダードオイルの保有株は15倍に増え、約1億2千万円となりますが、 IBM では株数は3倍の9千万円程度でした。

成長率が優れていたIBMを、高配当株が上回ったということです。

2.何故高配当株なのか(配当の効果)

リターンの基本原則は配当により効果が増幅するということにあります。配当を支払う企業は成長の機会を損失しているというのは間違った指摘です。何故なら、設備投資が高水準な企業の成績は節約する企業を下回っている事が多いためです。

自社株買い戻しも理論上は株主リターンを押し上げ効果が大きいとされていますが、配当ほどはあてにはなりません。

何より配当を重視する理由は、経営陣が株主のために行動するとは限らないという所にあります。株主に見えない所で何が行われているかを全て把握することは不可能ですし、企業が利益を投資に向けて成功するかどうかの保証はどこにもないことに加え、キャッシュが潤沢な企業はコスト管理がゆるく、決断に誤りが多いのも事実です。

そのため、配当とした形で示すということが企業にも株主にとっても重要なアクションになる訳です。但し、日本人の投資家にとって高配当戦略はパーフェクトではないのも確かです。

バークシャーが配当を払わない最大の理由は税金であり、バフェットは『税金を取られないなら配当を支払うのもいい。』と述べています。

しかし、バフェットの投資戦略は健全なキャッシュフローを生む事業に焦点を絞り、それを適正価格で買うということなので、配当を再投資する投資家の行動と同じであり、一個人投資家がリスクを抑え高いリターンを受け取るためには、長期的に高配当投資を行うことが最善の策なのです。

卓越したリターンを得るために配当は信頼の証となり実績を示してきました。そして配当利回りが高いということは、下落相場のブレーキとなるだけでなく、その後のアクセルとなり、資産を一気に増大させてくれると、ジェレミーシーゲルの研究結果が教えてくれています。

高配当戦略の一例

高配当銘柄を選定し投資する手法は古くからあり実績のあるものです。

1.ダウ10種

毎年年末にダウ30種から配当利回りが高い10銘柄を買う手法。配当利回りが高い銘柄は、人気が離散した負け犬であることが多いことからダウの犬とも呼ばれます。

2.S&P10種

S&P500の時価総額上位100銘柄の中から、ダウ10種の考え方をにあてはめたもの。

高配当戦略

出典:株式投資の未来より

高配当戦略は市場平均を上回る結果を出しています。

3.コア10種

過去15年間減配していないグループの中から配当利回りの高い10銘柄を選ぶというもの。

終わりに

高配当戦略を取ると決めた場合は、次に銘柄選定を行う必要があります。高い利回りを示しているものにはリスクが大きいものもありますし、一時的に高配当になっているものもあるので注意が必要です。

選定した銘柄に惚れ込みすぎることが無いよう、自分の選択への過信には気を付けて下さい。赤字が続いている企業を選んだりしないことや、PERが30倍を超える株には手を出さないなど、簡単なルールに基づいて選定すればよいと思います。ROEもできるだけ高い方がいいですね。

また、初心者は投資対象を分散するのが基本です。僕は株式をセクター分散、国際分散し、さらにREITにも資金を割り振っています。

集中投資は成功すれば一気にお金持ちに押し上げてくれますが、逆にリスクも大きくなるため、投資初心者は『卵を一つの籠に盛るな』を意識した方がよいでしょう。

中級者に僕が言えることはありません。とにかく負けない、相場から退場しないことを第一に考え、生き残りさえしていれば資産は増大していくと思います。

花インデックス投資を避ける理由【初心者の株式投資-高配当戦略】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください