金タローです。
『食事くらいゆっくりとらせてよ。』
確かに。
人間の三大欲求のうちの一つである食欲を満たすための食事。これを満たしてこそ、人生は有意義になるというもの。
何をそんなに慌てて食べる必要があると言うのでしょう。
揃えた食材と今日の食事にありつける事に感謝し、ゆっくりと素材の味を噛み締める。超え太った醜いブタの様に、意味もわからず食物をただただ喰らうなど愚の骨頂。人の質を疑うわ。
お・フランスのパリの光景でも想像し、ゆっくりと、美しく、時の流れを楽しみながら『い・た・だ・き・ます。』
なんてことはな!
人生の終焉でやれ!!
仕事が出来る人間は食事が早い
時は金なり。食事に時間かけとったら働く時間がなくなるやろ。違うか?まずは投資の種銭の確保や。ゆっくり食事していいのんは、ステージツーの人達どす!
仕事が出来る人間は早食い!が、基本や。
一時間の昼休み休憩を、平等に周りと同じ様に過ごしてて何で競争に勝てるって言うねん!
それにな、上司や顧客と食事に行って、ゆっくり食べて相手を待たせる。アホか。仕事はな。相手ありきや。
相手をこっちのペースに巻き込んでいいのはステージスリーの方々や。ド素人が。ペース合わせんかい。食事はプライベートタイム?寝言は一人前になってから言え。食事は仕事のうちやで。思わへん?
あ、批判コメントいらんよ。めっちゃ打たれ弱いから、やめてな。
お婆ちゃんは食事が早く効率的でした
先生あのね。
子供のころ、よく田舎のお婆ちゃんの家に遊びに行ってたんだ。
おばあちゃんは、畑に行ったらなかなか帰ってきませんでした。
ごはんを食べなくてもお腹がすかないのかな?
休憩はとらないのかな。
とても気になっていました。
ある日の夕方に畑を覗くと、おばあちゃんが仁王立ちでスイカをかじり、豪快に皮を投げ捨てたではありませんか。
働きながら素早く栄養と水分を補給するワイルドな姿。
お婆ちゃんは時短マックスです。
お婆ちゃんはとても働き者です。
日が暮れて真っ暗になっても、おばあちゃんは山の中の畑にいます。
サルが来ようが、イノシシが来ようが、お婆ちゃんは負けません。
今はもう腰が曲がって背筋を伸ばすことすら出来ないというのに、それでも畑に向かっていくのです。
働いて働いて働いて。
自分の物は何も買わずに、僕にいつも欲しいものはないか、と聞くのです。
もちろん僕は、何もいらないよ、とは言わずに、
車買って、と答えます。
お婆ちゃんが、本気にした時は、ちょっと慌てましたけど。
勝利へのロード
僕は投資家だ。
他人が稼いだお金を配当という形で搾取する。
おばあちゃんは若い頃は工場で働きながら田畑を耕した。当時の女性の賃金は非常に低いものだ。勤勉に働き続けたお婆ちゃんはどう思うだろう。お前の生き方は腐っていると言うだろうか。
投資をしていない人間に、僕はこう言う(心の中で)。
『この情弱が。』
『自己責任じゃ。』
『○にたきゃ、勝手に○ね。』
だが、お婆ちゃんには言えない。言う訳が無い。
僕がこれまでどんな生き方をしても、お婆ちゃんは応援してくれた。高校生の頃、苛められたら言えよ、といつも気にかけてくれた。この先も忘れることは無い。
受けた愛情は体に刻み込まれ、血肉となり苦しい時には、折れそうな心を支えてくれる。だから僕は自分が受けた愛情を子孫に継承していかなければならない。
人間は自分のためにはそれほど頑張れない。家族のために、誰かのために、でしか動かない訳のわからんエンジンスターターが付いている。
今はまだ道半ば。だから優雅な食事はお預けだ。
それでは。
とーちゃんにまかせとけ!
