エクソン・モービル株への投資と米国シェール革命の第2波【不労所得増大銘柄】

金タローです。

石油エネルギー業界の攻防は激しく、2018年にアメリカの原油生産量はロシアとサウジアラビアを抜き、現在米国はイラン産原油の全面禁輸制裁を課しています。

そして未来のエネルギーの一翼となるかと期待されたシェールオイル。

関連の中小型株では目も当てられない下落を見せるものもあれば、大手メジャーのエクソン・モービルやシェブロンの株価は堅調です。

現在産油業界は石油輸出国機構(OPEC)と米国のシェール業界が駆け引きをしていますが、石油セクターの今後はどうなっていくのでしょうか。

シェールオイル・シェールガスとは

シェールとは、頁岩(けつがん)という泥が固まった岩石のうち、薄片状に剥がれ易い性質を持つ岩石のことです。

水中で死んだプランクトンや藻類などがバクテリアにより分解されてケロジェン(腐食物質)に変化します。ケロジェンを含んだ堆積物が地熱や圧力により化学変化して石油分やガス分ができます。

頁岩のシェール層の中の石油混じりの資源がシェールオイル、さらに深くなれば熱分解が進んでシェールガスがあります。

シェールオイルの生産量に左右される原油価格

ここ5年程度で生産量を倍増させているシェールの在り方しだいで原油価格は大きな影響を受けます。シェールオイルが生産量を加速度的に増し続ければ、原油余りの状態に陥ります。エネルギーセクターに投資する投資家はこの行方を見極めなければなりません。

OPECは原油を減産すると発表し、ブレント原油価格は1バレル70ドルを超えました。OPECの狙いは過剰在庫を抑制して価格の低下を防ぐことです。

世界の供給量の10パーセントにまでなったシェールオイルは生産の切り替えが簡単で価格の変動も素早く対応が可能になっています。

原油価格を支えているのがOPECの減産ですが、在庫が溢れれば価格は低下します。

エネルギー省エネルギー情報局(EIA)によれば、経済協力開発機構(OECD)の加盟国商業在庫は今年29億1500万バレルに達する見通しです。

原油価格と各種水準

ウォールストリートジャーナルによれば、下記の様な関係になっているとのこと。

2019年にサウジアラビアが国家予算の均衡を図るためにの原油価格

1バレル73ドル以上

シェールオイルの採算を取るのに必要な米原油相場の水準

1バレル53ドル以上

日量50万バレルを超えて成長を維持するため水準

1バレル60ドル以上

シェールの未来とエクソンモービル等のメジャーへの投資戦略

エクソンモービルの株価チャート

エクソンモービルの株価チャート

エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は、シェールの変革により2020年にはアメリカはエネルギーの純輸出国となるとしています。

メジャーのエクソンモービルはシェール増産に向けての設備投資の強化の方針を示し、シェブロンも増産体制です。

エクソンモービルはアメリカの最大鉱区のパーミアンでのシェールオイルの生産量を大幅に増やしています。

大手企業が資金調達力においては中小競合よりも優位な立場にあり、既にシェールオイル生産の約5分の1を担っている事を考えれば、一攫千金を狙いシェール小型株に投資する必要はなく、投資対象としてはメジャーを選定する方がよいのではないかと思います。シェール関連株に投資をする場合は体力のある企業を選定する事が重要です。

シェールのリスクも考慮しておく

世界生産能力の今後5年間の伸びのうち70%を米国が占めると見られており「シェール革命の第2波」との期待もあるものの、一方で、シェール業界では借入金の利払いが他業種より重くのしかかっています。さらに乱高下する原油相場、埋蔵量の少なさ等から、ブームは長くは続かないというネガティブな意見もしっかりと受け止めておく必要があります。

投資家は、一時の株価の上昇に連られたり、期待値だけで資金を注いだりせずに無難で安全な永続する配当還元に強い企業を選定し、大勝利を掴むよりも大負けを避ける投資を心がけた方が良いと思います。

それでは。

とーちゃんにまかせとけ!

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