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【億万長者を目指すなら】株価を予測し期待収益率を計算する意味だけ知ろう

金タローです。

僕が資産運用のために参考にしている本の一つに、『億万長者を目指すバフェットの銘柄選択術』というものがあります。 その中で期待収益率を計算する章があるのですが、 ひたすら文章で書いてありややこしいので、簡潔に計算例を作りまとめてみました。 計算が苦手な人は最後だけ読めばOKです。

バフェットの期待収益率の計算方法

下の表の成績をあげた企業の5年後の期待収益率を求めてみます。

初年度の値   数値  計算式
EPS 1.5ドル
BPS 4.5ドル
配当 1ドル
PER 10倍
ROE 33.3% = EPS÷BPS
株価(取得コスト) 15 = EPSxPER

 EPS:1株あたりの利益、BPS:1株あたりの株主資本

ステップ1 内部留保を計算する

 内部留保 = EPS - 配当   より

      = 1.5- 1 =0.5  となります。

 

ステップ2 BPS成長率を計算する

 ROE(株主資本利益率)を配当と内部留保の割合分とに分けます。

 内部留保の割合分がBPSの成長分となります。

 内部留保の割合 = 内部留保 ÷ EPS  より

         = 0.5 ÷ 1.5 = 33.3%
 

 BPS成長率 = ROE x 内部留保の割合 より

       = 33.3% x 33.3% = 11.1% 

 

ステップ3 将来のBPSを計算する

予想BPSの計算式

 エクセルで計算する場合は=4.5*(1+0.11)^5と入力します。

 

ステップ4 将来のEPSを計算する

 ROEの基本式は
ROE=PBR÷PER
 なので、

 予想EPS = 予想BPS x ROE となり、

       = 7.62 x 33.3%  =  2.54

 

ステップ5 予想株価を計算する

 PERの基本式は
 PER=株価÷EPS  なので、

 予想株価 = 予想EPS x 平均PER

 ここでPERは過去10年間の平均値を使用します。
 推奨は10年間の平均値で最大と最小でも計算しておくとよいです。

 平均PERが 12 倍だとすると

 予想株価 = 2.54 × 12 = 30.5 となります。

 

ステップ6 期待収益率を計算する

期待収益率の計算式

平均取得コストとは初年度の株価です。
よって、年平均の期待収益率は 15% となりました。

 

期待収益率計算の意味

宝の画像

この計算の考え方をみれば、 BPS成長率 = EPS成長率 となることがわかります。
最終的に用いるPERが初年度と同じ値であるならば、
BPS成長率 = EPS成長率 = 期待収益率 となるので、
ROEの成長貢献分を求めた時点(ステップ2)で収益率の計算は完了です(正確には手数料がかかる分、期待収益率は少し下がりますが。)。

この方法は初年度の成長率を用いているので、データが1年分しかないときに使うことができるのですが、PERは平均PERを用いており、ROEも一定としているため、結局、数年分のデータがないと信頼性に欠けてきます。あくまで参考値の一つとして用いるだけで、長期予測には向いていません。

また、ROEを一定としていることから、期待収益率の計算を用いることができるのは、利益を正確に掴める収益力の高い企業であることが前提条件です。
加えて、実際の財務表をみれば、内部留保の値が直接翌年のBPSに加算された値として記載されていることはあまりありません。

そう言ってしまえば、数字遊びの様になってしまいますが、
この式が教えてくれている重要なことは、ROEと内部留保が企業の成長に大きく関わっているということに着目すべき、ということであり、ウォーレンバフェットの実績が、その考えを基準にすることが正しいことだと証明している、ということではないでしょうか。

それでは。 Presented by 金タロー

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