債券への投資比率【ボーグル氏が推奨した株式資産運用法とVTI】

金タローです。

米国株式市場においてのインデックス投資は、誰もが最も簡単に行なうことが出来て、高いリターンをもたらしてきた投資法です。長期間でみれば、ほとんどのアクティブファンドマネージャーがその成績を超えることが出来ていません。

世界初のインデックス・ファンドを設定したバンガード・グループの創始者ジョン・C・ボーグル氏は、2019年の1月に永眠されました。

バロンズにて、そのボーグル氏のが生前に書いた未発表の記事が公開され、その中で投資の四つの秘訣というものがありましたので、かいつまんで紹介したいと思います。

ボーグル氏の4つの投資戦略

四つの秘訣として下記の4つが挙げられていました。

  1. 経費に注目する
  2. 広く分散させる
  3. 慎重に配分する
  4. 振り回されない

経費率の差は長期で見れば大きな差を生む

長期的に平均以上のパフォーマンスを上げるためには 販売手数料が無料で、経費率の低いファンドを選ぶことが重要。

1ドル投資して40年運用した場合、経費率の違いは以下の差となる。

市場のリターンが8%で経費率0.2%のときは、元本は20ドル以上になる。
市場のリターンが8%で経費率2.5%のときは、元本は8.5ドルにしかならない。

集中投資を避け分散投資を行なう

市場が明日どうなるかなんて誰にもわからない。セクター、地域、スタイル、どれが遅れをとるかもわからない。この不確実性を踏まえた上でもっとも理にかなった戦略は、広く分散して投資を行なうこと。

配分を重視(債権と株式の投資比率)

資産配分が最も重要。 保守的になり過ぎても積極的になり過ぎてもリスクは高まる。

債券の配分は、自分の年齢マイナス10歳として、
40歳の人は約30%を債券、70%を株式に配分する。
50歳の人は約40%を債権、60%を株式に配分する。

振りまわされない

投資家がポートフォリオに与える悪影響の大半は、部屋の中でじっと座っていられないことによるもので、投資家は感情に振り回されて株が最高値にあるときに興奮して飛びつき、 底値にあるときに嫌気がさして手放すとしています。

これはもはや投資の世界では通説であり、ウォーレン・バフェットもピーター・リンチも、長期投資家は皆口を揃えてこれを言います。そして多くの一般の投資家は感情に負け理屈とは逆の行動を取りがちです。

バンガードの商品に投資するなら

分散投資

四つの秘訣をバンガードの商品で実践するならば、バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド(VTSAX)とその債券版にあたるバンガード・トータル債券市場インデックス・ファンド(VBTLX)の選択があります。ETFなら、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)とバンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)となります。

アメリカの経済がこれからも成長して行くのならば、経費率が低く分散されたこれらの商品に長期投資することで、市場の乱高下に一喜一憂することなく、相応のリターンを享受することが可能となるでしょう。

VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)とは

VTIのチャート

CRSP USトータル・マーケット・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指しグロースおよびバリュースタイルに分散した大型株、中型株および小型株へのエクスポージャーを提供。インデックス・サンプリング法を用いたパッシブ運用です。

※2018年末更新情報

経費率

0.03%

銘柄数

約3,500銘柄に分散投資されています。

保有上位10銘柄

Microsoft Corp.、Apple Inc.、Amazon.com Inc.、Alphabet Inc.、Berkshire Hathaway Inc.、Johnson & Johnson、JPMorgan Chase & Co.、Facebook Inc.、Exxon Mobil Corp.、Pfizer Inc.

セクター別の構成比率

テクノロジー(19.5%)、金融(19.4%)、(ヘルスケア(13.9%)、消費者サービス(13.6%)、資本財(12.9%)、消費財(7.9%)、石油・ガス(5.0%)、公益(3.3%)、素材(2.5%)、通信サービス(2%)

配当利回(2019年5月時点)

約1.9%

高配当戦略のメインにする配当の高さはありませんが、それでもインデックスで配当もある所は良いですね。

資産配分(アセットアロケーション)の重要性

ボーグル氏の4つの秘訣を紹介しましたが、特に目新しいものではありませんでしたね。また、ボーグル氏の投資戦略と、僕の考えは少し異なる所があります。バンガードの創始者ですから、バンガードが売るものを最も良いと考え発表したかったのは当然でしょう。

僕は資産が少ない若年期には債権に資金を割り振る必要は無いと考えていますし、REIT(不動産投資信託)にも資金を割り振る方が良いと思っています。

共通していることは、投資は複雑ではなく常識と忍耐を持ち、長期投資に身を置けば必ず勝つと信じている所です。ゼロサムゲームに身をおかず、配当金と長期的な利益成長の恩恵を受けることを重視すれば、誰もが勝者となれると思います。

投資の基本は分散投資です。負けない投資を心がけ強固なポートフォリオを構築しましょう。

それでは。

とーちゃんにまかせとけ!

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