金タローの脱サラ世界投資

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一括購入VS ドルコスト平均法

1000万円の投資資金ができたと仮定して、そんな時、最初に一括で資金を投入するのと時間を分散して購入するのとではどちらがいいでしょう。 資金の時間的分散って意味があると思いますか?

右肩上がりの相場なら少しでも早い段階で資金をつぎ込んだ方がいいですし、ボックス相場でも 購入金額が平均値になるとすれば、早い段階で投入する方に分がありますよね。

しかし実際には暴落相場が存在するため、ドルコスト平均法の方が勝る場合もあるのです。既にイメージ的に掴まれているかもしれませんが、その違いについて、複雑な式は用いず単純な計算で具体的な数字を出してみたので一例として紹介したいと思います。

※ドルコスト平均法とは定期的に定額購入することでタイミングを狙った失敗を防止する投資法です。

時間を分散する

計算条件

購入する金融商品は株として、種々の条件は下記の通りとします。

  設定値
資金 1000万円
一株株価 100円
一株配当 3.5円
株価成長率 2.5%
暴落設定 3年目に4割下落。2年で回復
評価期間 10年

計算は次の4パターンです。
①最初に一括購入
②10年に分けて資金を投入
③4年に分けて資金を投入
④暴落を待って資金を投入

但し④は暴落時に底値の判断はできないとして、投入金額は最初に50%、翌年から25%とします。

年間の配当金はそのまま再投資するとし、株の購入最小単位は1株。税金は考慮しません。

計算結果

※四捨五入による多少の数字のズレがあります。

①最初に一括購入

 

入金/年 購入株数/年 総株数 年間配当 1株単価
1年目 1000万 100000 100000 350000 100
2年目 0 3415 103415 361951 103
3年目 0 6033 109447 383065 60
4年目 0 4788 114235 399824 80
5年目 0 3882 118117 413410 103
6年目 0 3916 122033 427116 106
7年目 0 3947 125980 440930 108
8年目 0 3975 129955 454843 111
9年目 0 4001 133956 468845 114
10年目 0 4023 137979 482927 117

②ドルコスト平均法(10年に振分け)

 

  入金/年 購入株数/年 総株数 年間配当 1株単価
1年目 100万 10000 10000 35000 100
2年目 100万 10098 20098 70341 103
3年目 100万 17839 37937 132778 60
4年目 100万 14160 52096 182337 80
5年目 100万 11479 63575 222514 103
6年目 100万 11580 75155 263042 106
7年目 100万 11672 86827 303893 108
8年目 100万 11755 98582 345036 111
9年目 100万 11830 110412 386443 114
10年目 100万 11897 122310 428083 117

③ドルコスト平均法(4年に振分け)

 

入金/年 購入株数/年 総株数 年間配当 1株単価
1年目 250万 25000 25000 87500 100
2年目 250万 25244 50244 175854 103
3年目 250万 44598 94841 331945 60
4年目 250万 35399 130241 455843 80
5年目 0 4426 134666 471333 103
6年目 0 4464 139131 486958 106
7年目 0 4500 143631 502708 108
8年目 0 4532 148163 518570 111
9年目 0 4561 152724 534534 114
10年目 0 4587 157311 550589 117

④暴落を待って資金を投入

 

入金/年 購入株数/年 総株数 年間配当 1株単価
1年目 0 0 0 0 100
2年目 0 0 0 0 103
3年目 500万 83333 83333 291667 60
4年目 250万 34896 118229 413802 80
5年目 250万 28289 146519 512815 103
6年目 0 4857 151376 529816 106
7年目 0 4896 156272 546951 108
8年目 0 4931 161203 564210 111
9年目 0 4963 166165 581579 114
10年目 0 4991 171156 599046 117

まとめ

同じ一千万円でも差が現れました。

 

総取得株数 年間配当 総資産 1株単価
① 最初に一括購入 137,979 482,927 16,079,396 117
② ドルコスト平均法(10年) 122,310 428,083 14,253,344 117
③ ドルコスト平均法(4年) 157,311 550,589 18,332,249 117
④ 暴落を待って資金を投入 171,156 599,046 19,945,681 117

①(一括購入)は最初に一括購入しているので、暴落期(割安期)にほとんど買えません。但し、暴落期がなかったとしても似たような結果になります。

②(10年分散)は資金投入の期間を長くしすぎて、最もパフォーマンスの悪い結果となります。

③(4年分散)は資金を持ってる期間に暴落期がきているので少し高くなっていますが、暴落期が6年後なら③は②とほとんど同じ値となり、①の一括購入を下回ります。

④(暴落待ち)は暴落期に大金を投入しているので、最も高いパフォーマンスを上げていますが、もし暴落期がなければエントリーすらできない人です。

4年以内に大暴落があるなら資金を分散投入した方がよく、暴落がないならば最初の一括購入がよいという結果です。この差は暴落期にどれだけ資金を投入できるかの差ですので、設定によっても変動します。 このケースにおいては①と③では20%近く差が開きました。

多少の機会損失を被っても、買い場を待った投資家が追いぬいていく事がある訳です。

現実的には、エントリーすべき相場ならばある程度一気に買い、対暴落戦のキャッシュポジションをとっておくことで①を確実に超え、③に近づける成績をはじき出せれば、といった所でしょうか。

但し、実際には未経験の金融商品に一気につぎ込むのは禁物です。しかしそれはまた別の話ですね。