金タローです。
子供が進む道は子供自身が決めることです。 とは言え我が子が才能に恵まれて生まれて来ているかどうかはわかりません。 あまり期待してもいけないし、放っておくのも酷というものです。
才能が無く何の取り得もないままに大人になった時、一つの防護壁となってくれるのは学歴です。だから学歴は与えておいてやりたい。
一番の学校に入らずとも、比較的上位に位置する学校へ進めば、平凡な人間でも
後の人生を有利に進めることが出来るとは思いませんか。
ある程度のランクの大学に入るためには、中学生の時に偏差値が60以上あればよいのではないかと考えています。
中学生が模試で偏差値60以上になるってそれほど難しいことではありません。頭にハチマキを巻いて、毎日厳しい塾に通う必要はないのです。
僕は年の離れた弟をある方法でそうさせました。
偏差値を60以上にしたという実証例は弟の一例しかありません。だから100%通用する方法であるという保証はありませんが、 今日は僕が弟に実際にやってきたこと、我が子にもこれからそうしようとしていることを紹介したいと思います。
目次
偏差値60とはどれくらいのレベルか
数字で言うと偏差値60は上位16%の中に入るということです。地元で小学校からスライドして入る様な普通の公立中学において、200~300人の学年の中で10番に入るくらいであれば、全国模試でその辺りに位置すると思います。
平凡な中学校でも1番や2番になる子というのは毎日有名進学塾に通って努力をしているので、凄く勉強が出来ます。彼らに勝とうと思ったらもう大変で、勉強漬けの日々を送らなければなりません。どれだけ頑張っても届かない可能性もあります。
並の公立中学でも1番になるということは凄まじく難しいことなのです。1番2番の子はトップの有名高校へ進学します。
友人のM君は成績が1番~2番で学区内トップの高校へ進学し国立大学へ進みました。仲が良かったので、文化祭などの行事に呼んでくれ、トップ高とはどんな所かという事を見せてもくれました。彼の勉強量を見て自分には耐えられないと、ゾッとしたのを覚えています。
だから1番は最初から狙いません。狙えとは言えないのです。学年で10番くらいを狙います。並の公立中学の学年で10番~15番くらいに位置していると、トップ高は無理ですが、学区内でギリギリ2番手、楽に3番手くらいの学校へ進学することができます。
2番手の中で真ん中の成績でいるよりも、3番手の学校でトップにいる方が、一流大学を狙いやすいということもあるかもしれません。それはさらに先の戦略なので置いておきます。
偏差値65を超えるのは凄い頑張り、もしくは地頭の良さ(才能)が必要になります。逆に60代前半てのは誰でもなれます。
大雑把に見るとこんなイメージです。
65 ← 普段からとても頑張った子(一流大学へ進む子達)
60 ← 普段からちょっと頑張った子(やり方しだいで一流大学へ行ける)
50 ← テスト一週間前からそこそこ頑張った子
40 ← テスト前日にちょっと頑張った子
35 ← テスト前日にも何もしない子
子供に勉強ばかりさせて可愛そうだと思うタイプの人は、子供の偏差値を60くらいにしておいてやることが親としてはいいんじゃないかなと思います。
もちろん地頭のいい子はちょっとした頑張りでいっきに数字を上げて行きますからこれはあくまで超大雑把な目安です。
並の国公立に通っている子はそれほど勉強漬けの日々を送ってはいません。真ん中より少し上にいるだけで、後の世界が優しくなってくれるような気がします。
弟は大人になり成功しているか
今はホワイト勤務です。定時上りでアフターファイブを楽しめる環境です。世の中ブラック企業ばかりではありません。ある所にはあるんですよ。組合が機能しているので年間休日も120日以上。有休もフルに使えるようです。
福利厚生もしっかりしていてまさに勝ち組人生を手にした様な勢いです。年収はそれほど高くはないですが、僕と比較すれば遥かに上です。
残業有で年収が1,000万2,000万稼ぐよりも、まったり600~800万円の世界の方がいいんじゃないでしょうか。楽に1,000万円なんて世界もあるんでしょうけどね。取引先の大手は役職につくと1,600万くらいらしいです(凄い休みの多い会社)。一生縁のない世界です(泣)。
それでも弟は退職金も数千万円になるだろうし、収入が多いので年金も多い。だから必死になって資産形成に励む必要もなく、のんびりとした人生を送ることが出来るでしょう。
東大京大の様に一番の学校を出ずとも、ある程度の上位にいれば、人生バラ色の生活が手に入る可能性が高くなります。
いい服を着て旅行を楽しんだり、子供に買い与える物もランクが上で、はっきり言って僕とは生活レベルが違います(泣)。
同じ労力なら、大人になってからよりも子供の頃にかけた労力の方が遥かに効果を発揮します(凡人は)。僕が今からキチガイみたいに働いたって、稼げる金額はたかが知れていますからね。自分の子供にこんな道を歩ませたくはありません。
子供を中学で偏差値60以上にする方法
投資と同じです。短期で学力を上げようと取り組めばかなりしんどいと思います。たった1年で凄まじくスパートをかけるタイプの子もいますが、それは一種の才能なので回避します。詰め込みで勉強させるのではなくて、長期で取り組めば楽なものです。
日々の家庭での会話の中で暗記させる
大事なのは基礎的な知識を日常生活の中で勉強させられている感なく頭に放りこんでやることです。例えば、歴史の年号を普段から遊びの様にやっておく。替え歌を用いたりもして。科学の話しをしてやったりする。原子や分子の構造とか、水の元素記号はH2OでOは何?とかクイズにしたり。
学校でやることの先取りで頭に入れておいてやれば、授業は復習であり置いて行かれることもありません。中学の範囲を超えてもいいので、自分の持つ知識をたくさん話してやりました。
日々の家庭での遊びの中で考える力を鍛える
この作者はどういう心境なんだろうとか、国語の試験だと作者の考えは一パターンだけど、実際はこうかもしれないぞ、とか。学校教育よりは一歩上をいけるように、柔軟な考え方が出来る様にしてやります。
自分で考える力をつけてやるためには、いっぱい質問してやることです。何でそう考えたの?とか、いちいち聞きます。
日常の中で楽しく鍛えてやれば、必死こいて泣きながら受験地獄に身を通じずとも、そこそこのレベルの高校に行くくらいの力はつきます。難しい一流大学でも、編入だったら入りやすいとかもありますしね。
思いっきり口を出し手も出す
学校で美術の授業などの製作物があったら持って帰ってこさせて修正します。裏目に出る可能性もありますが、成績は5段階の5が付きます。副教科の成績も大事です。作文なんかも型を見せてやります。僕も文章は苦手ですが、中学生レベルですからね。一度僕の手本をほぼ丸写しして持っていきやがって、先生がコンクールに出したいと言い出した時は焦りました。
勉強のための環境づくり
孟母三遷の教えと言って、子供の教育には環境が大切だという言葉がありますね。まさにその通りだと思っています。勉強しやすい環境づくりをしてやることです。
塾を利用する
さすがに僕も苦手な分野があるので、全てをカバーすることはできませんから塾には通わせます。値段の高い進学塾ではなく、近所にある普通の塾を利用させました。合宿なんてないごく普通の街のほのぼの塾です。
キツイ先生のいる所はさっさと辞めさせる方針です。勉強を嫌いにさせないことを重視します。無理やりキツイ塾に行かせて楽しくない勉強をしても、伸びるかもしれないけれど辛いでしょう?塾にまかせっきりにしてはいけません。いい先生にあたるかなど、運の要素も増えますから。
僕も子供の頃、塾に通っていた時期があります。先生の口癖がこうでした。『金タローがこの中で一番アホ。』僕はその塾で成績が2位でした。おかげで勉強が大嫌いになりました。教育者の中にはクソみたいなヤローもいます。
いつからやるのか
始める時期は早いに越したことはありません。長く期間をとるほど、一日の勉強時間を少なくできると思います。中3の一年だけで頑張ろうってなると、大変だと思います。
勉強が嫌いでも大丈夫
ちなみに僕は全然勉強できるタイプではないので、高校レベルの勉強はみてやることが出来ません。でも、高校に入るまでの基礎学力を付ける時期をサポートしてやれば、あとは勝手に育つと思います。弟に対しても高校以降は一切口を出していません。と言うか出せません。
まぁ株式投資と同じですね。最初が肝です。
息子が私大に行くと言ったらブっ飛ばしますけどね。うちは低所得だから金かけてまで大学行くんなら働け!ゴルァってね。
周りの大人がちょいと頑張ってやれば、子供が失敗する確率は下がると思います。
それでは。
とーちゃんにまかせとけ!