金タローです。
資産形成において重要なのは『種』です。一部の富裕層を除けば、誰しも最初はゼロスタート。今の自分がどういう状況に置かれているかは、過去の自分が未来のためにどういう種を蒔いて育ててきたかということの結果です。
今日まいた種が、明日に急に開花することはありません。誰しも時間を掛けて種から育てていくというプロセスを経る必要があります。
そして資産形成の補助をしてくれるのが投資です。投資には複利の力が働きますから、早い段階で種銭をできるだけ多く持つことが出来れば、その後の人生を有利に運ぶことが可能になります。
種銭を作るために節約をするか収入を増やすか、出来る事なら両方に取り組むに越したことはありません。収入の○○%、ではなく、まずは年間に100万円を貯めるという目標の下限値を設定して、取り組んでみてはどうでしょうか。
目次
年間100万円を貯蓄する方法【低収入でも可能】
僕は年間に100万円を貯めて投資に回す事を推奨します。 収入と支出の関係にもよりますが、 出来れば月々8万円を貯蓄(投資)に回すことを目標にして欲しいと思います。
100万円を貯めるコツは先取り貯蓄
生活費から余った分を貯めるのではなく、まずは8万円を強制的に引き出して下さい。 そして余った分で生活できる様にどう割振るかの計画を立てます。 給料の少ない人は質を落として身の丈にあった生活を送ることが必要です。
手取りが18万円しかないのに、家賃10万円の駅近の築浅マンションに住むとか、毎日ランチに1,000円を使うとか、そういう行為は後に大きな代償を支払うことになります。
最初は誰しも平等に棘の畑を与えられているのです。 いつかは刈り取らなければならない棘を、後でやればいいと老後にまわせば、それは大変な重労働に感じるでことでしょう。若いうちに棘を刈り取り、自分の畑を耕すのです。
資金の割振りの例
家賃 | 3.8万円 |
水道・ガス・光熱費 | 1.2万円 |
食費 | 2万円 |
携帯・通信費 | 0.5万円 |
その他 | 2.5万円 |
合計 | 10万円 |
例えば独身で手取りが18万円の人なら、上表の様な生活であれば月に8万円が貯めれますよね。どこを削ってどこを増やすかは自由です。
家賃に対する考え方
年収がそれほど高くない僕の場合、家賃は一人なら3万~4万、二人で暮らすならプラス2万円で5万円~6万円程度を目安にしていました。さらに子供が増えるなら、プラス1万円を許容していくという考えです。
今の家に引越す前は、家族4人で5万円台のマンションを借りていました。ネット付なので通信費も携帯代のみ。デメリットはエレベーター無、駅から遠くて壁が薄い等たくさんありました。全てを満足させることは贅沢というもの。そこは我慢と妥協が必要です。僕が重視したのは、広くて明るくて清潔であること、でした。
東京だと難しいかもしれませんが、関西なら安い物件は多いです。知人が貸しているルームシェアなどはもっと安く入居できますが、共有物が多く気を使いそうなので、僕にはそこまでする事は無理でした。
食費に対する考え方
学生時代の昼食代は200円でした。20代の会社員時代は360円か380円だったか、400円は掛かっていません。今は弁当を持参しています。夕食の基本は自炊です。安い物を食べれば体を壊すなんて事はありません。要は栄養のバランスです。
貯蓄生活でやってはいけないこと
ここでやっちゃいけないのが、全てを貯金にまわすこと。その他の資金のいくつかは交際費にまわしましょう。交際費は無理矢理にでも使って下さい。外部とのやりとりを断つのは好ましくありません。特に若いうちは。
節約すべき所で節約し、使うべきことに使うことが大切です。人生は今を楽しむという事も大切ですから。最初は苦しいかもしれないけれど、5年後には投資資金が500万円あるのだから、高配当株へ投資していれば年間の配当が20万円も入ってきます。18万円の手取りに対して見ると、これで1年のうち1ヶ月が遊んで暮らせる状態になっています。
独身時代の僕は年間に200万円を貯金(貯蓄)していた
ちなみに月々8万円程度を目標に、というのは僕が20代の頃にやっていたことです。それに加えて当時は賞与が50万円程度で、それが年に2回ありました。
これに投資の利益を合わせて、年間で200万円くらい増えたという記憶です。毎年ではありませんよ。出来る時もあれば、出来ない時もあるものです。
投資で不労所得を作ればセミリタイアも可能
年間100万円を株式投資などにまわして4パーセントで再投資運用していれば、約40年後には1億円。配当株に投資していれば、年間で400万円の不労所得が手に入る状況が作れます。もちろん計画通りには行かないこともあります。出費の多い年もあるでしょう。達成できない年もある。それでいいんです。
僕の資産運用方法は株式、不動産(REIT)、外貨投資(低レバレッジのFX)です。株式投資やFXがギャンブルだと言われる由縁は信用取引やハイレバレッジ運用を行なうことが出来るためです。リスクの無い金融商品はありません。どれを行うにも正しいアプローチを取ることが大切です。
投資をしないリスクも存在するのですが、投資をしないという選択肢をとっても構いません。いざという時に身を守ってくれるのは蓄えです。投資をしなければ22歳から始めて60歳の時点で約4,000万円しかありませんが、それでも心強いと思います。
始めるのが遅かった人も大丈夫。今40歳ならまだ先は長いし、50代60代なら年金が当てにできる世代です。努力次第でまだ全員が助かります。若くしてセミリタイアやアーリーリタイアを目指すのならば、不労所得(配当金)は生活を支える柱の一つになります。頑張ってみてはいかがでしょうか。
それでは。
金タロー一家、FIRE!