金タローです。
今年の春は給料が上がりそうですか?昇給って何?そんなの全く関係ないよ、という人もいるでしょう。中小企業に勤務しているか優良大企業に属しているかで、明暗が分かれるかもしれませんね。
2019年3月。大手企業労働組合の賃金水準を底上げするベースアップ(ベア)の要求に対して、回答が続々と出てきました。前年を下回る回答が相次ぐも、大手企業がベアを実施するのは6年連続となります。
大手企業のベースアップ(ベア)一覧
トヨタ 10,700円
ホンダ 1,400円
日野自動車 2,000円
日産自動車 3,000円
日立製作所 1,000円
パナソニック 1,000円
三菱電機 1,000円
富士通 1,000円
島津製作所 1,000円
ジーエス・ユアサコーポレーション 1,000円
NTN 1,200円
日本精工 1,200円
コマツ 2,000円
10月には消費税2ケタ(10%)時代へ突入
10月には増税を控えています。便乗値上げと言われたくない食品業界は物流費や人権費の高騰による負担分をこの春に続々と卸売価格に転嫁してきます。末端の消費者がそれに対抗するためには、財布の紐を固くしめて支出を減らすか別の収入源を確保するしかありません。
アベノミクスは終焉へ
一般に大企業勤務者は中小企業とは比べものにならないほどボーナスも多いため、増税や生活必需品の値上げの影響を大きく感じることはないかもしれません。もともと自由になるお金の少ない平均年収を下回る者には苦しいものがあります。
また、将来的なことを考えても大企業は福利厚生が整っています。定年を迎えた者への退職金は手厚く、中小企業に身を置いているものとは桁が違います。投資で資産形成に必死にならなくても老後には困りません。
これからの時代に投資で身を守らなければならないのは、勝ち組の大企業勤務者ではなく、平均年収に満たない中間階級より下の層に位置する者達です。厳しい言い方をしますが、今、大手に属する人達と同じ様な生活をしているからと言って、自分が同じ土俵に立っているとは考えない方が懸命です。
大企業が潤えばいずれは中小企業へも恩恵があると言われてきました。結果、そのようなことはありませんでした。アベノミクスの終焉が見えてきた今、株価暴落への備えから投資も難しいところはあります。しかしそんな時こそ長期投資家には仕込みどき。正しいキャッシュポジションを取り、強固なポートフォリオを築きましょう。
それでは。
とーちゃんにまかせとけ。