金タローです。
皆さんは車を保有していますか?駐車場代や税金、保険など、車の維持費って結構かかりますよね。中でも二年に一度の車検は非常に大きな負担です。バッテリーや電球程度なら自分で交換していますが、車検は自分でやると相当な時間を取られてしまいます。
ディーラーならコンパクトカーでも10万円超えは当たり前。その出費を抑えるために僕は、車検にはオートバックスを利用しています。1回5万円が浮けば5回で25万円となるので、長い目でみれば、大きな金額となります。
オートバックスからの配当金
さて、僕はオートバックスセブンの株を100 株保有しています。
購入総額は約 139,500円でした。
1株 1,395円で購入しており
1株当たりの配当予測が 60円なので
配当利回りが 4.3%となっています。
年間の受け取り配当金は、
税引き前 約 6,000 円
税引き後 約 4,800 円 程度になる予定です。
優待を含めるとかなりの高還元株となります。
オートバックスとは
企業規模
従業員数 約4000人
時価総額 約1400億円
事業概要
カー用品の販売・車検・整備を提供する「オートバックス」や「スーパーオートバックス」などのフランチャイズ運営を行っています。
店舗数
約640店舗。そのうち約40店舗は海外です。1995年のシンガポールへの進出から、タイ・マレーシア・台湾・インドネシア・フィリピン等のASEAN市場を開拓し、現在はフランス(11店舗)にも出店しています。
オートバックスを分析
業績と各種指標
2016年 | 2017年 | 2018年 | |
---|---|---|---|
売上高〔億〕 | 2,081 | 2,040 | 2,116 |
当期利益〔億〕 | 43.7 | 30.1 | 54 |
EPS(一株当たり利益) | 51.6円 | 36円 | 65.49円 |
BPS(一株当たり純資産) | 1,564円 | 1,540円 | 1,537円 |
ROE(自己資本利益率) | 3.24% | 2.33% | 4.26% |
配当性向 | 116.3% | 166.7% | 91.6% |
キャッシュフロー
2016年 | 2017年 | 2018年 | |
---|---|---|---|
営業CF〔百万〕 | 10,564 | 9,488 | 16,394 |
投資CF〔百万〕 | -4,984 | -7,147 | -2,915 |
財務CF〔百万〕 | -11,154 | -7,457 | -5,840 |
配当推移
2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
42 | 45 | 48 | 52 | 64 | 60 | 60 | 60 | 60 |
優待内容
2018年に優待は大幅な改悪となりました。100株ホルダーは6,000円から2,000円(1000円×年2回)となるため、3分の1に減少です。優待は無くなる覚悟を持っておく必要があるということがよくわかります。
オートバックスの回答は下記です。
Q1.なぜ株主優待制度を変えるのですか?
A.2017年12月末をもって、従来の株主優待で付与させていただいていたオートバックスポイント自体の付与の仕組みがなくなるため、何らかの制度変更が必要となりました。ポイントをオートバックスグループギフトカードに変更することに加え、以前より株主様から多くご要望をいただいておりました「長期保有の株主によりメリットのあるものに」という声にお応えして、当社株式の保有期間に応じて、商品券をお送りすることといたしました。
100株ホルダーにとって明らかな改悪を『メリットのあるもに』とは、100株ホルダーは株主とはみなさないという意味でしょうか。もう少しマシな回答方法がいくらでもあると思うのですが。
しかし、配当性向から見れば無理をした還元をしている事は明らかでした。減配よりはマシです。
バイアタックプライスofオートバックスセブン
配当性向に余裕はないため、少しの業績の落ちで減配する可能性があります。予想PERは20倍を超えていますし現在の株価では少々割高感があります。
そのため、バイアタックプライスは1250円です。
優待の魅力が減少した今、無理に拾いに行く事はしません。落ちて来たなら買い増しを検討します。配当利回りだけで4%以上を確保しつつ、300株にして16,000円分の優待ギフトを獲得できればと考えています。
車は命を預けるものですから、整備の質が確保されているかということが大切です。ディーラーと比較してどの程度の優劣があるのかは僕にはわかりません。両者ともに腕のある人いるし、新人が担当することもあると思います。
オートマフルードや基本的に触らない部分の交換がでてきた時にはディーラーを利用すると思いますが、今の所はオートバックスでもカーナビやタイヤの交換、車検後にトラブルが起きたことはありません。早くて安くて気軽に入れるので非常に助かっています。
但し、今日予約しないといっぱいになるとか、部品の手配に直ぐにかかる必要があると言って拘束するのは辞めて欲しいですね。中途半端な強引さは直近の利益につながっても中長期では逆効果になります。優待2,000円でもオイル交換には助かりますが、大きな金額の車検の決め手にはならないので、競合先と相見積もりを取って比較する株主も増えるでしょう。
また、尋ねる人によって料金が違ったり、店舗による裁量のせいかネットとの価格差など紛らわしい部分があるのでもう少し『信頼』という側面を大切にしてもらえたらと思います。優待内容変更の説明しかり、今の様な姿勢だと、競合が仕掛けてきたときに顧客は他で一回試してみようとなり、そこが良ければもう戻ってきません。
海外に目を向けると同時に、しっかりと足元を固めて欲しいですね。
それでは。
とーちゃんにまかせとけ。