金タローです。
格差格差と聞きますが、皆さんの周囲の人は正しく深く認識していますか?
僕の周囲ではあまり理解してない人が多いです。年金等の社会保障制度が破綻するなんて考えていないし、格差とは言うものの、それがどの程度かを考えようとすらしない。平和ボケした日本人とはよく言われますが、戦争だけではなくて経済的にもかなり甘くみています。
健康保険料も毎年上がっているけれど、それを数字で見て確認してはいない。何だかんだと、まだ危機感は薄い。人間とは実際に痛い目に合うまでは、現実を直視できない生き物なのかもしれません。
危険を感じて自己防衛するために投資をしている人はごく少数。今、70歳まで働くルールが出来上がったとしたら、10年後には80歳まで働けって言われるんじゃあないですか?
完全な先読みなんて不可能ですが、投資家は己を知り、今を知り、敵を知り、未来に備えることが必要です。しかしそれを説こうものなら一気にカネの亡者として変人扱いなので、残念で仕方がありません。
富の集中と資産の格差
技術の進歩により労働生産性は年々向上し続けてきました。しかし労働者の賃金はほぼ横ばいで各国でそれほど大きな上昇は見せていません。では何が上がっているのか?もちろんCEOや上層部の取り分が飛躍的に上昇しています。アメリカで言えば、わすか数十年で10倍レベルになりました。アメリカインデックスの比ではありません。
また、収入の格差はそのまま資産の格差となり、その差も尋常ではありません。アメリカ国民の総資産額は約100兆ドル(約1京円)だと言われていますが、上位一%である300万人が30兆ドルを保有し、下から90%の約2億7,000万人の資産が30兆ドル。上位一%と下の90%が同額となる状況です。富が一部の者に集中しています。
格差の是正は無い
アメリカでも日本でも一部の議員から資産に課税しようという意見が出ましたが、非常に非現実的だとは思いませんか。持てる者から奪えという発想は、ある意味強盗。貧困層に期待を抱かせた分、希望のカケラを隅々まで砕いて失望させ、大きな絶望に変えることでしょう。票欲しさの発言にしては罪が重いです。
過去に築き上げた資産に課税するのではなく、所得に対する累進課税を強化すればいいだけのことなのに、実際の流れは逆行してきました。強い者から奪おうとすれば、強者はさらにその上を行く行動を取ります。ルールを作るのは強者です。
一日も早く不労所得の恩恵を受けることが重要
各種の制度が自分の都合のいい方向へ変わる事を待っていてはいけません。これから先は賃金は減ります。AIが行きわたり人手不足が解消されるまでは、最低賃金は上がって行くかもしれません。しかしそれは限定的で、中間階級の仕事が減っていくのは明らかです。
選択肢は残されています。経営者になればいい。もしくは周囲との競争に打ち勝って管理する側の人間になればよい。優秀であれば可能です。しかし優秀でなくても資本の恩恵を受けることが出来るのが株式投資。資本を蓄積するまでは困難な道のりですが、一生を不安定な労働者でいたくないのならば、チャレンジした方がよいのではないかと思います。
それを実践するのが、この金タローの脱サラ世界投資。いつか雇われ労働者から脱出してみせます。いつまでも階級ピラミッドを見せられて、自分は下に位置して誰かが上に座っているなんて状況を許しておくつもりはありません。同じ人間なのですから。
それでは。
とーちゃんにまかせとけ!