アルトリアの闇【電子タバコ・ジュールJUULのニコチンは諸刃の剣】

【アルトリアチャート】
株価チャート

金タローです。
現在、アメリカ株だけに限らず様々な国の株が下落しています。

中でも気になるのは生活必需品セクターに位置し、高配当ディフェンシブ銘柄であるはずのタバコ関連株。米食品医薬品局(FDA)規制の影響もあり、特にブリティッシュ・アメリカン・タバコは目下大幅下落中です。 そんな中、米たばこ大手アルトリア・グループがジュールを買収するとの報道が出ました。

電子タバコの一種を扱うジュール・ラブズの株式35%を約4兆円で取得するというのです。アルトリアとしては、規制による市場の縮小に対する対抗策として、急成長するジュールを欲しいという所でしょうが、このジュールはFDAが目を光らせている非常に問題のある商品です。

僕はアルトリアの株を保有していますが、日本人が考えるタバコの知識と世界の認識には少々ずれがある様な気もしています。タバコ関連株の株主は以下の事柄を少し知っておいた方がよいのではないかと思い記しましたので、よければ参考にしてみて下さい。

ジュールとは

ジュール

ジュールとはジュール・ラブズが扱う電子タバコの一種です。メンソールやミントなどのフレーバーがあることから10代にも人気があり、爆発的に売り上げを伸ばしています。アメリカのハイスクールに通う生徒の5人に1人(約300万人)が手を出していると言われています。

日本人がイメージする害のレベルを超えている

ジュールは一つあたり、紙巻きタバコの一箱分のニコチンが含まれています。依存性は非常に高く、子供の場合は数回の使用でニコチン中毒になる可能性があるとされ、蝕まれた子供は勉強やスポーツへの意欲をなくして衝動的になり、認知障害をおこす恐れもあるとの見解もでています。

ジュール利用者は他の薬物を併用しているケースもあることから、表れる症状全てをタバコ(ニコチン)のせいには出来ないとされているものの、一部の子供はジュールを辞めようとすると、落ち着かず否定的感情に襲われ身動きが取れない様に感じた、と答えています。

イスラエルは既に国民の健康を守るために、ジュール・ラブズ製の電子タバコの輸入を禁止すると発表しています。

治療法の欠如

電子タバコは従来の紙巻タバコとは体内への取り込まれ方が違います。歴史も浅く10代の患者にどのような治療が効果的なのかどうかはまだ確立されていません。FDAはこれを問題として、2019年1月に治療法の開発にむけての公聴会を開く予定です。

タバコはガンなどの病気の健康被害をもたらすだけではありません。未成年者の喫煙はその者の人生を大きく変えてしまうため、麻薬とまではいかないにしても、FDAがなぜ規制を強めるのかは理解できると思います。もちろんジュール・ラブズ社は子供が利用することを認めていませんが、現状は多くの未成年者が簡単に入手できる状態となっています。

おわりに

タバコ関連株は一連の株価下落により非常に利回りが高くなってきています。これにより株主に大きなリターンをもたらしてくれるかもしれません。しかし新規に検討される方、買い増しを検討している投資家は販売する側のモラルの向上の必要性や、さらに増していくであろう訴訟リスクを理解しておいてください。

それでは。
とーちゃんにまかせとけ。

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