金タローです。
AIが人の仕事を奪うって?んなアホな。株価のAI診断。お天気のAI診断。服装のAIチェック。この程度のことしか出来んAIに何ができるっちゅーねん。
まだ可愛らしいものが多いから実感なんてありませんよね。でも気づいた時にはAIが世の中の大半を動かしている、なんてことになっているのかもしれませんよ。
あなたの仕事はAIに取って代わられない仕事だと言い切れますか?
自分の仕事がAIで出来るのかを考えてみた
今の僕の仕事は設計です。中小企業なので上流から下流工程までを行うものもあれば、大手の下請けとして下流のみの仕事を行うなど様々です。価値を創造していかなければなりませんが、それでも正直、この仕事は十分危ういと思います。
顧客の要求事項を入力すれば、最適な設計をAIが弾き出し、図面化までを完了させメールで発注手配。そして各部署へ情報を配信。余裕で出来そうじゃん。
顧客要望とは曖昧なものが多いので、ヒアリングして方向性を決めてあげて随時調整などは必要ですが、それもどこまで人間が優位性を保てるのか。
CADの台等で製図の仕事が一気になくなったように、下流工程のオペレーターは全滅していくでしょう。今はハイモデルの300万円くらいのCADでも人が手を加えないと使いものにはなりませんが、それも進化していくでしょうし。
製造業も、オーダーメイド的なものは残るかもしれませんが、量産ラインは既にオートメーション化されていますから、確実により一層自動化されていくのは必然です。
近い将来は、管理者以外はAIになっていくのかもしれません。
他の仕事が生き残れるのかを考えてみた
膨大な過去のデータから的確な計算を行ったり、人間より正確な答えを導き出す。弁護士、会計士、生き残れますか?
現在、病院に行けばドクターはパソコンに向かって喋りかけ、数値を見ているだけの人が多くなりました。一昔前のほうが患者と向き合っている人が多かった様に感じます。
大学病院でも分業化されて自分の専門外だと知らん顔。ドクターからすれば、一日に大量に患者をさばく必要があり大変なことはわかります。しかしいかに多忙であるとは言え、患者の命は一つ。質の低いドクターにあたるくらいならAIに診断してもらった方がマシでしょう。
日本はまだ、お医者様は格上という存在ですし、特に大学病院の医師や看護師は患者のクオリティオブライフを考えているようには感じません。社会保障制度が崩壊寸前な今、あの横柄な態度がいつまで続くでしょうかね(いい人も多いです)。日本の平等は不平等なものです。
いずれさらなる格差の広がりとともに、下流の者は医療を受けられなくなり、お金を持っている人のみが優れた先生に診て貰えるという時代が来るのかもしれません。そうなった時、三流の医師は仕事が無くなります。
AI活用の研究は想像よりも進んでいる
今AIってどこまで進化しているか知っていますか?既にAI同士で会話を行なったり、音声や解析によって病気や精神状態までを把握することができるんです。微小な変化も読み取るようになり、AIの前では嘘をついても見抜かれる。人材採用の面接官もいらなくなりますね。面接官がたった数分で相手の人間性を見抜けるなんておこがましい。でもAIはそれをやってのける。こういう技術が続々と完成しようとしています。
アイボというロボット犬が現れ人の心を癒してくれるということがありましたが、今後AIは人間よりも人間を理解することが出来るようになります。声門の技術や皮膚の技術が加われば、人間の様になっていくでしょう。
さすがにこれはまだ先の世界ですが、結婚しない人が増えているのですから、求められる技術となり、進化の速度は予想を上回るかもしれません。
子供は何の仕事を目指せばいいのか
今はまだ、ロボットには複雑な作業も、10年先20年先には劇的な変化が訪れていると思います。東大生が官僚を目指さなくなってきていると朝のニュースで見ました。目指したほうが良い仕事は時代によって変化していくのでしょうね。
今30代40代ならば自分の仕事への影響は薄いかもしれませんが、自分の子供が社会に出る頃には世界は激変している可能性もあります。自分たちの子がAIに負けない様に、奪われない目指すべき仕事とは一体何なのでしょうか。
生き残れると想定していた仕事でも、皆がそれを目指せば供給過多になり、食べられる仕事ではなくなります。
つまり、子供が真に身につけなければならないのは、あらゆる変化についていく臨機応変な対応力と想像力、道を間違えたときに軌道修正を行なう底力です。
今、人手不足とは言いながらハローワークには人が溢れているでしょう?企業は安く使える人材が欲しいだけ。AIによりそこが満たされれば、格差の解消なんてありませんよ。
小さなお子さんがいる方はそれを少し念頭に入れておいた方がよいと思います。
それでは。
とーちゃんにまかせとけ!