金タローです。
皆さんはタバコを吸いますか?祖父や父、同僚、友人など、周囲で吸っている人は多いです。もちろん僕は吸いません。
学校の授業で、肺が真っ黒になった映像を見せられた事を覚えています。本当にどす黒く、汚らしいものでした。汚れだけならまだしも機能も低下すると言いますし、何より癌との因果関係が濃厚です。
年がいくと関係なくなるとも聞きますが、本人の健康は自己責任としても、副流煙によって他人に悪影響をまき散らすタバコには嫌悪感しかありませんでした。車からポイ捨てする人を見かけると、非常に不愉快な気持ちになっていたものです。
ですが、僕は変わりました。
タバコメーカーの株主になったからです。株主となった今はどうぞ吸って利益を還元してくださいと、
温かく許すことができるようになりました(悪)。
しかし、タバコメーカーの責任として、未成年の子供が手を出さないよう努めなければならないと思います。
フィリップモリスからの配当金
さて、僕はフィリップモリスインターナショナルの株を90株保有しています。
購入総額は日本円にして80万円です。
1株 79.8 ドルで購入しており
1株当たりの配当予測が 4.4 ドルなので
配当利回りが5.5% となっています。
年間の受け取り配当金の予測は
税引き前 約44000円
税引き後 約35000円 程度になる予定です。
ポートフォリオにおける割合は、海外株式の6%を占めています。
フィリップモリスとは
概要
フィリップモリスは世界最大級のタバコメーカーで、アルトリアグループに所属しています。
タバコを吸わない僕でもしっているマルボロ、ラークなどを扱っています。
時価総額は約13兆円です。
財務
過去6年の予測値を含む平均値は、PERは18倍です。ROEはBPS(1株当たりの純資産)がマイナスのため算出できません。配当性向は約80%となっています。
ROEがマイナスということは資産がマイナスで負債があるということになります。仮に配当を減らして資産に割り振ったとして、BPSを1まで持っていくと、異常に高いROEになってしまいます。ならば、他の会社も資産を少なく見せて、EPSを上げれば高ROE企業として君臨できるのではないかと一瞬思ってしまいますが、そんなことをすれば資産がないのだから翌年に倒産してしまうのかもしれません。粗利が60%を超えるタバコ会社だからできる荒業なのでしょうか。
PMの買い水準
フィリップモリスは長期投資派には人気の黄金銘柄です。それはジェレミーシーゲルの著書の株式投資の未来で紹介されていて、1957年に1000ドル分購入していれば、2003年に460万ドルになっていた、というハイパフォーマンス銘柄だからです。
但しこれはフィリップモリスが多くの訴訟を抱えたリスク銘柄であり、市場から期待されず、割安で放置されていたことが要因です。現在は期待されまくりの企業になってしまったのでここまでのパフォーマンスを上げることは不可能でしょう。
脱サラのために必要な利回りを10年後に4%(税引き後)と設定していますので、
さらに増配率を考慮した金タロー式計算術による
バイアタックプライスは104ドル以下です。
終わりに
タバコを吸う人に何故吸い始めたのかを聞いてみると格好よくみえたから始めたとという回答が多くありました。
アイコスなどの健康志向への対応策は、今吸っている人を繋ぎ、体のためにはよい対策だと思います。格好良さから入ってくる新規の獲得力としては不足どころか逆行するかもしれませんが、健康のためにさらなる進化をみせてもらいたい所です。
世界で180を超える市場に展開し、それぞれ求められることも違い大変でしょうが、それも新たなビジネスの創出ですね。
それでは。
子供達よ、とーちゃんにまかせとけ!