金タローです。
日本人は株主優待が好きです。
しかしそれは本来再投資に回る利益を物として受け取る訳ですから、
資産を最大化させるためには非効率になります。
配当を出すこと自体が成長の観点から言えば非効率である面はありますが、
シーゲルの研究から、その必要性とパフォーマンスについては
一概に劣るものではないことが判明しています。
そのため優待内容により、配当利回りと優待利回りとの合算で
非常に還元率の高いものについては、
高配当戦略の中に組込むのも有りだと思っています。
但し、気をつけなければならないのは、優待内容の変更は、非常に多いということです。
優待利回りは低めに見積もっておくことが必要です。
スクロールの配当予測
さて、僕はスクロールの株を100株保有しています。
購入総額は約3.3万円でした。
1株当たりの配当予測が 10円なので
税引前の配当利回りが 3.0% となっています。
年間の受け取り配当金の予測は、
税引き前 約 1,000 円
税引き後 約 800 円 程度になる予定です。
少額ですが、塵もつもれば山となる、です。
購入理由とスクロールの株主優待
優待利回りと配当利回りの合計を考慮し購入しました。
優待は新茶と自社商品券です。
実は新茶の方に期待していたのですが、なくなってしまいました。
非常に残念です。
自社商品券は半年ごとに500円。
長期ホルダーは2年継続で年間500円UP。
3年継続でさらに年間500円UPとなっています。
僕には500円で欲しいものはなかったので、次の500円と合算しようと思っていました。
ウェブで交換しようと、商品券をポイントにしようとしたのですが、
『ポイント交換は予め交換を希望する公式サイトへの会員登録が必要』
となっていて、非常に使いづらく辞めました。
おそらく今後は初めからポイントでもらえると思うので、
2年継続保有すれば年間で金額もあがるし、少し使いやすくなりそうです。
スクロールとは
時価総額は260億円。
主に通信販売( 女性アパレル、雑貨、化粧品・健康食品・旅行等 )を行っている会社です。
大株主が丸紅です。
2018 | 2017 | 2016 | 2015 | |
---|---|---|---|---|
当期利益 | -10.3億円 | 6.7億円 | 23.8億円 | -26.4億円 |
EPS | -30.41円 | 19.81円 | 71.16円 | -79.5円 |
ROE | -4.76% | 3.04% | 11.30% | -13% |
2018年は赤字なので株主優待改悪の要因でしょう。
財務が悪いので仕方ありません。
スクロールをいくらで買うか
昨年300円代で購入したばかりの株ですが、現在の株価は700円を超え2倍以上になっています。
PBRも高くなり少し割高になってきました。
PER的には標準ですが。
小型株なのでこのように急に吹きあがることはたまにあります。
僕はキャピタルゲイン狙いでの売買はほとんどしません。
次の買い場を探すための労力が必要になるからです。
目標利回りは優待利回りを低めに含めて、税引き後3%とすると、
金タローのバイアタックプライスは395円です。
高配当戦略としては、財務にムラがあるため買い増しには躊躇する銘柄です。
今後の推移を見守る必要があります。
しかも新茶目的で買って、新茶を一度ももらえないとは、痛恨の極み!
悔しいです!
それでは。
子供達よ、とーちゃんにまかせとけ!